更新 2017.3.18平山
甲山探鳥会の記録(7)
2016年度
講師:黒田捷洋
参加する人が徐々に増え、又、観察レベルも上達 した。甲山森林公園をホームグランドにするが、さらに観察技能を上げるために、シギ・チドリなどの水鳥、季節に応じた渡り鳥などを対象にして、観察地を拡げていく。参加者は自由参加とし、原則として雨天決行とする。実施日は毎月第3木曜日を原則として定例とする。MNC会員以外の一般参加も可とする。
月 日 | 場 所 | 時 間 | 天候 | 観察種 | 参加者 | 参加者名 | 備考 |
4月21日(木) | 大阪城公園 | 10:00〜12:00 | 小雨 | 21 | 6+2 | 青山 今西 西岡 沼田 山田逸 (野鳥科)神野 (一般)曳野:黒田 | オオタカ、クロツグミ、アカハラ |
4月28日(木) | 甲山森林公園 | 8:00〜11:15 | 雨 18℃ | 17 | 3+1 | 山田、今西、 (一般)曳野:黒田 | 雨もまた良し |
5月8日(日) | 甲子園浜 | 12:30〜14:10 | 晴 25℃ | 23 | 6+1 | 青山 沼田 平井 松生 (一般)川井:黒田 | |
6月29日(水) | 吉備中央町 八東ふる里の森 |
12:15〜13:30 20:00〜23:00 |
雨 曇 |
10 - |
5+1 | 青山、今西、平山、山田逸、(一般)川井:黒田 | ブッポウソウ、コノハズク、オオコノハズク、 アカショウビン(詳細記録) |
6月30日(木) | 八東ふる里の森 | 5:00〜11:30 | 曇 | 19 | |||
8月18日(木) | 南港野鳥園 | 10:30〜12:50 | 晴 33℃ 1m | 24 | 4+1 | 青山、今西、松生、川井(一般):黒田 | |
9月15日(木) | 滋賀県 岩間山 | 9:30〜13:50 | 曇時々晴 | 12 | 7+3 | 青山 今西 沼田 日笠 平井 山田逸 (一般)川井 深田夫妻:黒田 | タカの渡り |
10月20日(木) | 菊水山 | 10:30〜14:15 | 晴23℃風力1 | 19 | 5+4 | 今西 西岡 松生 山田 (一般)川井 長島 曳野 古家:黒田 | |
11月17日(木) | 甲山森林公園 | 9:00〜12:00 | 晴17℃風力0 | 24 | 6 | 青山 今西 平井 吉田 山田:黒田 | |
12月22日(木) | 神戸森林植物園 | 9:20〜11:30 | 曇のち雨8℃風力1 | 16 | 6+2 | 青山・今西・大地・松浦・吉田(一般)川井・曳野:黒田 | |
1月12日(木) | 武田尾 | 10:00〜12:00 | 晴時々曇 5℃ | 20 | 12+3 | 今西 大地祥 加藤 木茂 小林 永井 西岡 沼田 平井 平山 松生 (一般)川井 永井 曳野:黒田 |
|
2月16日(木) | 北雲雀きずきの森 | 9:45〜12:00 | 快晴13℃風力0 | 22 | 8+3 | 青山・今西・大地・木茂・小林・平井・吉田(一般)津島・長島・曳野:黒田 | |
3月16日(木) | 道場 | 10:00〜15:00 | 曇のち晴12℃風1〜2 | 38 | 10+5 | 青山 今西 大地 岡田 永井 西岡 日笠 平井 松生 吉田 (一般)川井 津島 長島 曳野:黒田 |
観察した鳥(日本鳥類目録順)
4月21日(木) 大阪城公園 |
4月28日(木) 甲山森林公園 |
5月8日(日) 甲子園浜 |
6月29(水) 吉備中央町 |
6月30日(木) 八東ふる里の森 |
8月18日(木) 南港野鳥園 |
9月15日(木) 岩間山 |
10月20日(木) 菊水山 |
11月17日(木) 甲山森林公園 |
12月22日(木) 神戸森林植物園 |
1月12日(木) 武田尾 |
2月16日(木) きずきの森 |
3月16日(木) 道場 |
1.キジバト | キジバト | カルガモ | アオサギ | アオバト | カルガモ | ハチクマ | キジバト | ヨシガモ | カルガモ | コガモ | ツミ(sp) | オカヨシガモ |
2.オオタカ | アオサギ | カワウ | ダイサギ | ホトトギス | カイツブリ | トビ | トビ | ヒドリガモ | キジバト | カワウ | コゲラ | ヒドリガモ |
3.コゲラ | コゲラ | ササゴイ | コサギ | ツツドリ | キジバト | サシバ | ツミ | カルガモ | トビ | アオサギ | ハシボソガラス | カルガモ |
4.ハシボソガラス | ハシブトガラス | アマサギ | ブッポウソウ | オオコノハズク | カワウ | ハヤブサ | ハイタカ | カイツブリ | コゲラ | ダイサギ | ハシブトガラス | コガモ |
5.ハシブトガラス | ヤマガラ | アオサギ | ハシブトガラス | コノハズク | アオサギ | ハシブトガラス | オオタカ | オオバン | アカゲラ(sp) | ミサゴ | シジュウカラ | ホシハジロ |
6.シジュウカラ | シジュウカラ | ダイサギ | ツバメ | アオバズク | ダイサギ | ヤマガラ | コゲラ | ミサゴ | カケス | トビ | ヒヨドリ | キンクロハジロ |
7.ツバメ | ツバメ | コサギ | ヒヨドリ | アカショウビン | コサギ | ツバメ | アオゲラ | オオタカ(sp) | ハシブトガラス | ヤマセミ | エナガ | キジバト |
8.ヒヨドリ | ヒヨドリ | オオバン | スズメ | コゲラ | コチドリ | ヒヨドリ | ハシブトガラス | コゲラ | ヒヨドリ | コゲラ | メジロ | カワウ |
9.ウグイス | ウグイス | コチドリ | セグロセキレイ | アオゲラ | アオアシシギ | エナガ | ヤマガラ | モズ | エナガ | モズ | ムクドリ | ダイサギ |
10.エナガ | センダイムシクイ | シロチドリ | ホオジロ | ヒガラ | キアシシギ | メジロ | シジュウカラ | ハシボソガラス | メジロ | ハシボソガラス | トラツグミ | オオバン |
11.メジロ | メジロ | チュウシャクシギ | シジュウカラ | ソリハシシギ | エゾビタキ | ヒヨドリ | ハシブトガラス | シロハラ | ハシブトガラス | シロハラ | ケリ | |
12.ムクドリ | キビタキ | キアシシギ | ヒヨドリ | イソシギ | カワラヒワ | ウグイス | カケス | ジョウビタキ | ヒヨドリ | ツグミ | イカルチドリ | |
13.クロツグミ | オオルリ | イソシギ | ゴジュウカラ | ハマシギ | エナガ | ヤマガラ | スズメ | メジロ | ルリビタキ | クサシギ | ||
14.シロハラ | スズメ | キョウジョシギ | ミソサザイ | チュウヒ | メジロ | シジュウカラ | カワラヒワ | ジョウビタキ | ジョウビタキ | イソシギ | ||
15.アカハラ | キセキレイ | ユリカモメ | トラツグミ | カワセミ | コサメビタキ | ヒヨドリ | ホオジロ | キセキレイ | スズメ | トビ | ||
16.ツグミ | アオジ | セグロカモメ | キビタキ | ハヤブサ | キビタキ | ウグイス | ミヤマホオジロ | セグロセキレイ | セグロセキレイ | ノスリ | ||
17.キビタキ | コジュケイ | コアジサシ | オオルリ | ハシブトガラス | ムギマキ | エナガ | カワラヒワ | カワラヒワ | ハヤブサ | |||
18.オオルリ | トビ | キセキレイ | シジュウカラ | スズメ | メジロ | ベニマシコ | マヒワ | モズ | ||||
19.スズメ | ハシブトガラス | ソウシチョウ | ツバメ | セグロセキレイ | カワガラス | ホオジロ | ベニマシコ | ハシボソガラス | ||||
20. イカル | ツバメ | セッカ | シロハラ | アオジ | ホオジロ | ハシブトガラス | ||||||
21. アオジ | ムクドリ | ムクドリ | ルリビタキ | ミヤマホオジロ | ヒバリ | |||||||
22. | スズメ | イソヒヨドリ(♀) | ジョウビタキ | アオジ | ヒヨドリ | |||||||
23. | ハクセキレイ | スズメ | スズメ | ウグイス | ||||||||
24. | ハクセキレイ | アオジ | メジロ | |||||||||
25. | ムクドリ | |||||||||||
26. | シロハラ | |||||||||||
27. | ツグミ | |||||||||||
28. | ジョウビタキ | |||||||||||
29. | イソヒヨドリ | |||||||||||
30. | スズメ | |||||||||||
31. | キセキレイ | |||||||||||
32. | ハクセキレイ | |||||||||||
33. | セグロセキレイ | |||||||||||
34. | タヒバリ | |||||||||||
35. | カワラヒワ | |||||||||||
36. | ホオジロ | |||||||||||
37. | カシラダカ | |||||||||||
38. | アオジ |
記事
4/21大阪城公園
黒田講師より雨天決行ですとの連絡を頂き集合場所へ、講師はもう来ておられました。雨の中ご案内して下さったのは、神野さんでした。観察出来たのは21種類の鳥達でした。
一番・・・オオタカの幼鳥(濡れながらどこからでも見てという感じで枝に止まり、幼くても目玉はギョロリと輝いていました)
二番・・・クロツグミ(初めて見ました)
三番・・・アカハラ(スコープで腹側の赤色と中央の白い線が確認出来ました)
一番〜三番は、今日しっかりと見ることが出来、私が感激しました鳥の順位です。何だか嬉しくてワクワクしながら帰りました(山田 逸)
4/28甲山森林公園
鳥たちのさえずりを期待しての探鳥会でしたが生憎の雨。小雨になり空に明るさが出てきましたが止むことはありませんでした。キビタキとオオルリの澄んだ綺麗な声が何回も頭上で聞けますが目を凝らしても木の葉のゆれは雨のしずくで、双眼鏡も合わせづらく姿を見る事は出来ませんでした。クスノキの梢全体をおおう新緑が綺麗でした。なかよし池と仁川の間が土砂で埋まり草原のようになりかけています。いたる所でキクイムシの処理がなされ、白のビニールシートの塊が目につきました。小鳥たちの数も少なくなったように感じます。生態系はどの様になっていくのでしょうね。(今西)
5/8甲子園浜
甲子園浜の潮の加減から異例の日曜日の観察会になったこともあり、他の行事と重なった方も多く、好天にもかかわらず参加者は6名にとどまった。時間が経過するにつれ少し汗ばむような陽気の中、コアジサシの集団ダイビングに目を凝らすも、嘴が先か脚が先か、着水の瞬間を見極めることができず、心残りのまま移動。海岸にやってくるのは珍しい(黒田講師)というアマサギも数羽を観察(小生は初見)。シギ、チドリの観察種類はそれなりの数になったが、コアジサシを除いては個体の絶対数が少ない感じがした。またいずれの鳥も少し遠い所にいるため、双眼鏡では限界がありスコープの威力を改めて痛感する。それにしてもハシブトガラスの大群は何とかならないのか、水鳥が少ないことの一因かとさえ思う。最後に、参加者の自宅でとれた冷えたダンキ(暖気)サクランボの御馳走にありつき満足して帰路についた。(沼田)
6/29・30吉備中央町・八東ふる里の森
吉備中央町の横山様ではブッポウソウの雛は孵っていたが、折からの大雨のため親は帰ってこなかった。餌となる昆虫を獲ることが出来ないためだろう。
八東ふる里の森では29日の夜、そして翌30日は朝5時から様々の鳥の鳴き声を聞き、深い緑の中で至福の時間を満喫した。アカショウビンは抱卵中のため4,5時間に1回の割合でつがいが抱卵交代のために出入りした。雛が孵ってからの方がよく見れるだろう。(黒田)(詳細記録)
8/18南港野鳥園
黒田講師が交通事故渋滞に巻込まれ90分延着となるハプニングが有ったが、それにもめげず講師到着まで自主観察を続行した。なかでもチュウヒがほゞ目線の高さで悠然と飛翔する様をじっくりと観察することが出来たことやハヤブサがドバトにちょっかいを出しながら猛烈な早さで目前を横切ったのを観られたことは滅多に無いチャンスで大変良かった。(松生)
9/15岩間山
タカの渡りの観察ポイント、岩間山の標高420mのポイントに9時30分頃到着。此処は琵琶湖と瀬田川の絶景も楽しむことが出来る。天気は曇り時々晴、早速、ここで定点観察されている野鳥の会京都支部の方に聞くと、今日はまだ現れていないとの事。今日はあまり飛ばないのかと少し心配になる。心配が的中したのか、タカははるか遠いところを1羽、2羽と出るだけで近くで見ることが出来なかった。トビが近くを旋回してくれたり、カラスの群れが上昇気流に乗って楽しそうに飛んでくれたり、タカの代わりにサービスしてくれた。13時頃撤収して帰る寸前に、サシバがポイントの上空を飛んでくれたが撮れなかったのが残念。しかし、澄んだ空気と素晴らしい風景、タカの渡りは撮れなかったが楽しいひと時だった。(青山) *本日岩間山での観察数はサシバ12、ハチクマ6であった(タカの渡りネットより)。
10/20菊水山
ムギマキに出会えたらいいなと思いながら、久しぶりにこの探鳥会に参加しました。爽やかな緑道を登って行くとあちこちにカメラマンが居て、そこにはカラスサンショウの木がありました。野鳥たちはこの実が大好きなようでしばし待っていると次々と。鳥を見たり植物を見たりの気持ちよい一日でした。(古家)
11/17甲山森林公園
はじめに鉄塔の上にミサゴの雄姿を見た後、あまり鳥に出逢わず、カエデやフウ、ヌルデなどの紅葉を愛でながら歩きました。徐々に小鳥たちにであい、最終25種を確認しました。ただ、渡ってきたばかりの鳥はまだ落ち着きがないということで、忙しく飛び交ってなかなかじっくり観察させてくれません。それでも、林間の道に出てきたルリビタキはチョンチョンと道を移動してしばらく観察できました。また、ルリビタキの鳴き声も聞き分けることができました。暖かい日差しと青空と美しい紅葉に恵まれた、小春日和の探鳥会でした。(吉田)
12/22神戸森林公園
予想していたものより、鳥種数、個体数共に少なかった。目当てのミヤマホオジロは観察できたがアトリ、マヒワ、ルリビタキ等は出なかった。10時半ごろから雨が降りだして11時半に観察終了した。(黒田)
1/12武田尾
今回、初めて武田尾での探鳥会に参加しました。集合時間より早く来た方が「ヤマセミを見た!」ということを聞いて早速その場所へ行きましたが、残念ながらそうはうまく飛んできてくれません。毎年この時期にはベニマシコ、ルリビタキなどが見れるとの話に期待は高まるが、これも現れてくれませんでした。解散後、足湯の場所でジョウビタキのオスが近くにきてくれてゆっくりと観察できたことがよかったです(木茂)
2/16きずきの森
初参加者を含めて11名揃ったので5分ほど早く出発、紋付を付けたジョウビタキが視界の開けたところでノンビリしている、アオジが道端でセッセと採食中、しばらく皆の足を止めてしまう。トラツグミが左の藪に、胸を張っているツグミよりやはり大きい、ヤシャブシの木に沢山のマヒワの群れ、セッセと実を啄んでいる姿が日に当たると美しい、沢山が木に群れているには初めて見た。学校のグランドでトラツグミに再会。エナガ、シジュウガラ、メジロの混群に会う、動きの速いエナガをシッカリ見ら れるのも珍しいが、朝の寒さから気温がぐんぐん上がって快晴無風の春の様、上空に大きな鳥の影を見ないので久々の陽気で鳥たちもノンビリしているのかも しれぬ。ミヤマホオジロ、とベニマシコもちらと見た。観察が下手の私にはラッキーな日だった。(平井)
3/16道場
対岸の山間に休息するノスリを発見したり、昼食後には上空を見事に旋回するハヤブサを見て大いに盛り上がった。風が強いためか、山の鳥が少なかった(黒田)
撮影:青山さん(画像クリックで拡大)
4/21大阪城公園
5/8甲子園浜
6/29・30 八東ふる里の森(*印は2015ささやまの森公園)
8/18 南港野鳥園
9/15 岩間山 トビ5態
10/20 菊水山(撮影:西岡) クリック拡大
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12/22 神戸森林公園 クリック拡大
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