更新 2016.3.13平山
甲山探鳥会の記録(6)
2015年度
講師:黒田捷洋
参加する人が徐々に増え、又、観察レベルも上達 した。甲山森林公園をホームグランドにするが、さらに観察技能を上げるために、シギ・チドリなどの水鳥、季節に応じた渡り鳥などを対象にして、観察地を拡げていく。参加者は自由参加とし、原則として雨天決行とする。実施日は毎月第3木曜日を原則として定例とする。MNC会員以外の一般参加も可とする。
月 日 | 場 所 | 時 間 | 天候 | 観察種 | 参加者 | 参加者名 | 備考 |
4月23日(木) | 甲山森林公園 | 8:00〜11:30 | 晴 | 19 | 12 | 青山 今西 大地 沼田 野村 日笠 平井 平山 松生 松浦 松田輝:黒田講師 | |
4月30日(木) | 大阪城公園 | 10:00〜14:00 | 晴 | 21 | 20 | 青山 今西 大地 古賀 高山 沼田 野村 日笠 平井 松浦 吉田 (野鳥)神野 (シニア)川井 桝本夫妻 谷井 田辺 松原 (一般)渕:黒田講師 |
(番外)エナガの巣 |
5月14日(木) | 甲子園浜 | 9:30〜11:00 | 晴 25℃ 風力1 | 25 | 7 | 青山、今西、平井、松生、山田、松井(一般):黒田講師 | 11:00〜12:20松井永喜氏講義 |
6月18日(木) | 甲山森林公園 | 9:00〜12:00 | 曇 23℃ | 16 | 7 | 青山、今西、野村、松浦、松田、山田:黒田講師 | |
8月27日(木) | 大阪南港野鳥園 | 10:00〜11:40 | 晴 30℃ | 19 | 7+3 | 青山、加藤、野村、平井、平山、松浦、渕(一般)、宮川(一般)、文原(一般):黒田講師 | |
9月23日(水) | 甲山森林公園 | 9:00〜12:30 | 晴 | 24 | 8+2 | 今西 岡田 沼田 野村 平井 平井・孫 山田逸 (一般)深田夫妻:黒田講師 | 日本野鳥の会探鳥会に一般参加 |
11月19日(木) | 甲山森林公園 | 9:00〜12:00 | 曇 16℃ 風力1 | 23 | 7 | 今西、岡田、野村、日笠、山田、平井、黒田講師 | カワガラス |
12月17日(木) | 神戸森林植物園 | 10:30〜15:00 | 曇時々晴 | 20 | 11+1 | 青山、今西、大地、岡田、軸屋、野村、日笠、平井、山田、吉川、(シニア)川井:黒田講師 | |
1月25日(月) | 武田尾 | 9:30〜14:00 | 晴 0℃〜4℃ | 26 | 7+2 | 青山、今西、沼田、野村、平井、松生、永井、(シニア)川井:古家講師(野鳥科) | |
2月18日(木) | 北雲雀きずきの森 | 9:30〜12:00 | 晴 10℃ | 19 | 12+2 | 青山,今西,大地,岡田,西岡,沼田,野村,小童,平山,松生,山田逸 (一般)川井,曳野:黒田講師 | |
3月3日(木) | 道場 | 9:30〜15:00 | 晴19℃ | 41 | 12+2 | 青山.今西,大地,西岡,沼田,野村,平井,平山,松生,松田輝,山田逸(一般)川井,曳野:黒田講師 |
観察した鳥(日本鳥類目録順)
4月23日(木) 甲山森林公園 |
4月30日(木) 大阪城公園 |
5月14日(木) 甲子園浜 |
6月18日(木) 甲山森林公園 |
8月27日(木) 大阪南港野鳥園 |
9月23日(水) 甲山森林公園 |
11月19日(木) 甲山森林公園 |
12月17日(木) 神戸森林植物園 |
1月25日(月) 武田尾 |
2月18日(木) 北雲雀きずきの森 |
3月3日(木) 道場 |
1.カルガモ | ヨシガモ | マガモ | カルガモ | カルガモ | カルガモ | ヨシガモ | ヒドリガモ | コガモ | キジバト | ヒドリガモ |
2.ミサゴ | キジバト | カルガモ | コゲラ | カイツブリ | キジバト | ヒドリガモ | カルガモ | カワウ | トビ | マガモ |
3.トビ | カワウ | ホシハジロ | ハシボソガラス | キジバト | ミサゴ | カルガモ | コゲラ | ダイサギ | ハイタカ(SP) | カルガモ |
4.コゲラ | コゲラ | キンクロハジロ | ハシブトガラス | カワウ | トビ | カイツブリ | モズ | イソシギ | モズ | コガモ |
5.ハシボソガラス | ハシボソガラス | スズガモ | ヤマガラ | アオサギ | オオタカ | キジバト | ハシブトガラス | ミサゴ | ハシブトガラス | キンクロハジロ |
6.ハシブトガラス | ハシブトガラス | カワウ | シジュウカラ | アオアシシギ | サシバ | オオバン | ヤマガラ | トビ | ヤマガラ | カイツブリ |
7.ヤマガラ | シジュウカラ | ササゴイ | ツバメ | イソシギ | ノスリ | コゲラ | シジュウカラ | ハイタカ | シジュウカラ | キジバト |
8.シジュウカラ | ヒヨドリ | アオサギ | ヒヨドリ | ソリハシシギ | コゲラ | モズ | ヒヨドリ | オオタカ | ヒヨドリ | カワウ |
9.ヒヨドリ | エナガ | ダイサギ | ウグイス | トウネン | ハシブトガラス | ハシブトガラス | エナガ | コゲラ | ウグイス | アオサギ |
10.ウグイス | エゾムシクイ | コサギ | エナガ | ウミネコ | ヤマガラ | ヤマガラ | シロハラ | ハシボソガラス | メジロ | ダイサギ |
11.ヤブサメ | センダイムシクイ | コチドリ | センダイムシクイ | ミサゴ | シジュウカラ | シジュウカラ | ツグミ | ハシブトガラス | トラツグミ | ケリ |
12.センダイムシクイ | メジロ | シロチドリ | メジロ | カワセミ | ツバメ | ヒヨドリ | ジョウビタキ | ヤマガラ | シロハラ | イカルチドリ |
13.メジロ | ムクドリ | チュウシャクシギ | キビタキ | ハヤブサ | コシアカツバメ | ウグイス | スズメ | シジュウカラ | ツグミ | クサシギ |
14.シロハラ | シロハラ | キアシシギ | オオルリ | ハシボソガラス | イワツバメ | エナガ | アトリ | ヒヨドリ | ルリビタキ | イソシギ |
15.キビタキ | ツグミ | イソシギ | スズメ | ハシブトガラス | ヒヨドリ | メジロ | カワラヒワ | メジロ | ジョウビタキ | トビ |
16.オオルリ | コルリ | キョウジョシギ | キセキレイ | ツバメ | ウグイス | カワガラス | シメ | シロハラ | イソヒヨドリ | ハイタカ |
17.スズメ | キビタキ | ユリカモメ | ムクドリ | エナガ | シロハラ | ホオジロ | ツグミ | スズメ | ノスリ | |
18.イカル | スズメ | ウミネコ | スズメ | メジロ | ルリビタキ | カシラダカ | ルリビタキ | ホオジロ | モズ | |
19.アオジ | ハクセキレイ | エリグロアジサシ | ハクセキレイ | ノビタキ | ジョウビタキ | ミヤマホオジロ | ジョウビタキ | ミヤマホオジロ | ハシボソガラス | |
20. | カワラヒワ | ハシボソガラス | コサメビタキ | スズメ | アオジ | イソヒヨドリ | アオジ | ハシブトガラス | ||
21. | アオジ | ツバメ | スズメ | キセキレイ | キセキレイ | コジュケイ | ヤマガラ | |||
22. | ムクドリ | キセキレイ | ベニマシコ | ハクセキレイ | シジュウカラ | |||||
23. | スズメ | セグロセキレイ | アオジ | セグロセキレイ | ヒバリ | |||||
24. | ハクセキレイ | ホオジロ | ベニマシコ | イワツバメ | ||||||
25. | カワラヒワ | ホオジロ | ヒヨドリ(水浴び) | |||||||
26. | コジュケイ | ウグイス | ||||||||
27 | エナガ(木登り) | |||||||||
28 | メジロ | |||||||||
29 | ムクドリ | |||||||||
30 | シロハラ | |||||||||
31 | ツグミ | |||||||||
32 | ジョウビタキ | |||||||||
33 | イソヒヨドリ | |||||||||
34 | スズメ | |||||||||
35 | ハクセキレイ | |||||||||
36 | セグロセキレイ | |||||||||
37 | カワラヒワ | |||||||||
38 | ベニマシコ | |||||||||
39 | ホオジロ | |||||||||
40 | カシラダカ | |||||||||
41 | アオジ |
記事
4/23:雨で中止だった3月の挽回にと1時間早い8時スタート。 早速ヤマガラとスズメのもめごとに遭遇、餌を咥えて帰ってきたらスズメが巣箱の上と中に鎮座して入れない、サテどうなるのかな?期待に反して鳥影がメッキリ少ない、期待のコマドリの声も無い、ザンネン。でも、ヤブサメとウグイスを get したグループも有り、私は幸運にもオオルリに初対面した。30日に新たな遭遇を期待して大阪城公園です(平井)
4/30:好天にも恵まれ大阪城公園の新緑の中で、バードウォッチングを楽しむことが出来ました。木のコブに似せたエナガの巣跡を見て天敵から身を守るための工夫に脱帽。エナガは小さな名建築家。コルリを見るために集まったファンの涙ぐましい努力に助けられ、愛らしい姿を見ることが出来ました。野鳥という小さな生き物を観察することで、大阪城公園の自然の大きさを感じ、心が癒された一日でした。(桝本)
5/14:好天に恵まれシギ、チドリ類主体の探鳥会であったが、特筆すべきは@キョウジョシギ及びササゴイの採餌行動をじっくり観察出来たこと、特にササゴイは何度も小魚をゲットしており此処は最高のレストランではないかと感じた。A自然環境センターにて、いつも甲山での探鳥会でお世話になっている松井氏がワザワザPC、大判写真を持参の上、ハヤブサの雌雄識別の仕方、ハチクマの説明、橋上から撮影したアジサシの小魚捕食(回遊魚に追われた小魚)、淀川でのコミミズクのネズミ捕食行動などなど非常に興味深い盛り沢山な体験談を面白可笑しく聞かして頂けて大変参考となった(松生)
6/18:雨上がりのしっとりした道を行く。あちこちでホタルガがくるくる舞って飛ぶ姿がきれいです。キビタキの声はしますが樹木が茂りなかなか姿を見る事が出来ません。センダイムシクイ、オオルリの声やウグイスの谷渡りが聞けますがスコープを合わせてもらえる鳥には出会えず残念でした。ヤマモモの実が赤く色付き、ハンゲショウの花が咲き始め、モリアオガエルの卵は孵化して池に沢山のオタマジャクシが泳いでいました。梅雨時の甲山森林公園も趣があっていいものですね(今西)
8/27:かんかん照りの割にそれほど暑さを感じないのは湿度が低いためだろう。野鳥園には愛鳥家約30人ぐらいが集まっていた。シギ類がお目当てだが、私の双眼鏡に写るのはカワウやアオサギばかり。スコープでとらえたソリハシシギ、イソシギ、アオアシシギを見せてもらう。小さいので図鑑を見ても識別が難しい。もう帰ろうかと思っていたら、ミサゴ!ハヤブサ!と会場が色めき立つ。枯枝のてっぺんににとまるハヤブサをじっくり観察させてもらった。カワセミの出現にもびっくり。川の魚ばかりでなく、海岸の魚も狙うことを知る。(平山)
9/23:当初予定の塩尾寺でのタカの渡り観察から、甲山での日本野鳥の会探鳥会(野鳥とタカの渡り観察)一般参加に変更。参加料(B4資料1枚付き)は非会員200円也(会員は100円)。参加者は武庫ネイチャー10人を含めて約40数名? 野鳥コースはいつものコースに近いが約半分程度。11時30分頃、タカを目当てに展望台へ行くもなかなか姿を見せてくれない(ベテランによると午後の方が出現率が高く、忍耐力が必要とのこと)。何度かレンズに捉えることはできたので良しとする。観察種は24種となったが、小生がはっきり視認できたのはほんのわずか。本日の収穫はコサメビタキをじっくり見ることができたことで、小さい頭に大きな目玉が印象に残っている。(沼田)
11/19:甲山森林公園管理事務所前に集合(9:00)、五カ池からなかよし池までのコースで観察。ジョウビタキのお出迎えを受けた。寒さに羽を膨らませ朝日を浴びて紋付の白さが鮮やかに、近距離でゆっくりと観察。ヤマガラ、エナガ、シジュウガラ、などが集団で枝から枝へと飛び交いにぎやか。ウグイスの地なきを聞いてケキョ、ケキョではないのだと納得、五ケ池にオオバン、ヒドリガモ、ヨシガモが飛来、オオバンとヨシガモは寄り添って泳いでいる、とのエピソードを聞いて望遠鏡をのぞいて見るとやっぱり美しい姿のヨシガモに真っ黒のオオバンが並走。不思議、採餌行動によるのだそうです。甲山で初めてカワガラスに会いました。カワガラスの目は水に潜るときにカバーが出来るしゅん幕があり白眼をくりくりしていた。ベニマシコ、にも出会え、楽しい探鳥会でした。(岡田)
12/17:前日まで11月中旬並みの暖かさと言われていたのに、今日から1月並みの寒さになるという事で、寒さ対策はしっかりしていきました。 事務所前のメタセコイアの樹には、電飾が飾り付けられていました。今年初めての試みだそうです。クレーンを使って取り付けたとか。夜も楽しみな森林植物園ですね。雲は少し見られるものの好天気。しかし、なかなか鳥さんは現れてくれず、耳を澄ますとかすかに鳴き声が聞こえますが・・・。 柿の木のところで、ハシブトガラス、ツグミ、アオジを観ました。フウの紅葉が美しい。ロウバイが咲いています。ソシンロウバイは香りも強くよく匂う。でも今頃咲いてこの後どうなるのでしょう。シロハラ、エナガ、コゲラがいました。午後になって、カシラダカ、ミヤマホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、アトリ、シメ、等計20種の野鳥を観察することができました。 最後に鳥合わせ、お菓子の差し入れがあっていつものように楽しく観察会が終わりました。(軸屋)
1/25:黒田さんが都合により欠席。講師として野鳥科の古家さんにお願いする。川下の方に向って左岸、橋を渡って右岸のコースで探鳥会を開始する。前夜からの冷え込みで岩壁より30p程のツララが何本もぶら下がり、日陰の道はシモバシラが凍てつき、車輪跡に出来た大きな水溜りは厚さ7oの氷がはっていた。ホオジロが道中央に出て道案内をするように前へ前へと進んでいく。コジュケイの親子と思われる4,5羽が左右に移動するがすぐ藪の中に消えてしまった。お目当てのベニマシコは姿が見えず残念でした。お昼にいったん鳥合わせをして午前中だけの方は帰られる。午後は川上の方に向って左岸を進む。風の当たらない陽だまりは暖かく雲一つない青空。稜線の上にタカ1羽を発見!そこにもう1羽モビングするように現れる。初めのタカは体が太く翼は幅広であり、尾を広げると扇形である。オオタカと同定するがもう1つの小さい方は白っぽく皆でハイタカかな?と意見を交わす。以前ベニマシコが居た場所に行くと1羽が動く。ベニマシコの♀である。お腹を見せてほとんど動かなかった。ジョウビタキ♂が2羽、ルリビタキ♀も姿を見せてくれた。午前、午後を通して26種を観察する事が出来てよかったとおもいます。(今西)
2/18:きずきの森は芝草や小枝に霜が降り寒い朝でした。暖かくなると鳥は、空き地の草原でも見られた。トラツグミをゆっくり観察できた。広辞苑では、夜に「ヒイイ、ヒョオ」と寂しく鳴き、昔は「ヌエ」または「ヌエシナイ」と呼ばれたそうだ。スコープで真近に見える野鳥の美しさに感動しました。(小童)
3/3:空にヒバリのさえずりを聞きながら、早春のような陽気の中を歩きました。堤防は野焼きされていましたが、ツグミ、ホオジロ、アオジが多く双眼鏡を下す暇もない位でした。野鳥の生態なども教わりながら、とっても楽しくワクワクした探鳥会でした。(川井)
撮影:青山さん(画像クリックで拡大)
4/23 甲山
4/30 大坂城公園
5/14 甲子園浜
6/18 甲山森林公園
12/17 神戸森林植物園
1/25 武田尾
2/18 北雲雀きずきの森
3/3 道場
◇MNCトップに戻る