UP 2023.11.13
MNC山歩会 2023年10月例会
“紅葉の氷ノ山”

 ◇ 日時:2023.10.30(月)~31(火)
 ◇ 集合:8:30 ①阪急宝塚駅  ②西宮北口駅(車分乗)
 ◇ 行先:30日 竹田城跡(353m),31日 氷ノ山(1510m)
 ◇ 参加者:MNC山歩会17名(男8名、女9名) リーダー 小山
氷ノ山は兵庫県の最高峰、中国山地第2の高峰と知られ、「兵庫の尾根」とも称されています。広大なブナ林をはじめとする豊かな自然が魅力で、春の新緑、秋の紅葉、四季折々の山登りが楽しめます。
今回は、竹田城跡を散策して、氷ノ山大段ケ平(おおだんがなる)登山口から氷ノ山へ登ります。本記録は第2日目 氷ノ山登山です。
ルートタイム
10/30:宝塚駅・西宮北口駅8:30→にしきSA(9:20/9:40)→和田山JCT10:45→竹田駅11:00→山城の郷(11:12/11:23)…竹田城跡登山口12:10…竹田城跡(12:15昼13:15)…山城の郷(14:05/14:25)→立雲峡(14:35/14:55)…和田山JCT15:08→八鹿氷ノ山IC15:20→養父市大久保16:05(朝日屋旅館泊)
10/31:大久保8:15→大段ケ平登山口(9:10/9:25)…大屋町避難小屋10:10…神大ヒュッテ10:45…氷ノ山頂上(11:35昼12:25)…神大ヒュッテ13:12…大屋町避難小屋13:45…大段ケ平登山口(14:23/14:45)→鵜縄林道→八鹿氷ノ山IC15:35→和田山JCT15:45→まほろばの里(15:50/16:20)→宝塚駅・西宮北口駅
  Route Map竹田城跡RouteMap氷ノ山

氷ノ山
「瀞川・氷ノ山林道」
  起床、紅葉の氷ノ山は朝日に輝き一点の雲もない。目を凝らすと頂上ヒュッテが見える。旅館オーナーより氷ノ山登山の注意事項、登山コースの説明を受ける。大段ケ平コースを登ると言ったら小学生の遠足コースと笑われてしまった。高齢の我々にとってはちょうどいい。見送りを受けて、車4台が瀞川・氷ノ山林道を走り大段ケ平(おおだんがなる)登山口を目指す。林道は舗装とダートを繰り返すがマイクロバスが走れる。福定親水公園登山口、氷ノ山国際スキー場、東尾根登山口を通り、東尾根を大きく回り込んで大段ケ平駐車場に到着。バイオトイレのある100台も停められそうな駐車場がある。標高1100m、はるかに望む氷ノ山は、青空になだらかな稜線を描く。古千本杉の森のため山頂は見えない。

宿舎前から氷ノ山(稜線中央右に山頂ヒュッテが見える)

瀞川・氷ノ山林道を走る

大段ケ平駐車場から氷ノ山
「大段ケ平コース」
 準備運動をして登山にかかります。登山口でリーダーからコースの案内や注意事項を聞きます。案内板にはファミリー向きコースと書いてあります。登山道はブナ・ミズナラ林の中をまっすぐに伸びています。林床はチシマザサ、春にはネガマリダケが採れます。落ち葉降り敷く道は2車線幅はありそうです。サクサクと踏みしめる音が気持ちいいです。ただ落ち葉の下は小石や木の根が隠れているので注意です。
緩やかに登っていくと山小屋が見えてきました。大屋町避難小屋です。標高1240m、コシアブラの黄葉、紅葉の中にひときわ赤いのはコハウチワカエデでしょうか。ナナカマドも赤い実をつけています。ブナの倒木にはキノコが、ツキヨダケ(毒)ブナヒラダケ(食可)なども見られます。

大段ケ平登山口

黄葉の登山道

ブナ林

コハウチワカエデ

ナナカマド
 続いて神大ヒュッテ標高1340mです。東尾根からの登山道が合流してきます。休憩。沢よりひかれた天然水で喉を潤し、水筒に詰め込みます。傾斜がきつくなり時々石積みの道となります。森に入ります。古千本杉の道標があります。この付近から木道が始まリます。前日の雨に濡れ、傾斜した木道はすべりやすく、慎重に歩きます。あと0.5kmの標識、展望が開けました。眼下にハチ高原、鉢伏山1221mが見えます。再び古千本杉を通り抜けたところからはるかに山頂ヒュッテが見えてきました。みたらし滝看板を過ぎて古生沼の看板です。古生沼はと藪道を入ると行き止まりです。保護されているのでしょうか。笹原の向こうに白い三角屋根のヒュッテが見えてきました。

神大ヒュッテで休憩

古千本杉と木道

あと500m

山頂ヒュッテが見えてきた

鉢伏山1221m
「氷ノ山山頂」
大段ケ平から歩行2.8km、2時間10分、頂上に到着。三角点1510mにタッチ。小広場の山頂からは360度の展望。氷ノ山ブルーの空に中国山地、伯耆大山1729m、日本海、鉢伏山1221mから瀞川山1039m、蘇武岳1074m方面が見えます。避難小屋下でハチ高原を見ながら昼食です。宿の弁当は山菜ご飯でしたが冷えて固くなっていました。晴天、無風、汗ばむほどで寒いことはありません。この天気なら防寒具はいらなかった。若者に記念写真を撮ってもらい下山にかかります。

氷ノ山山頂1510m

伯耆大山1729m展望(中央奥)

日本海鳥取方面

山頂で
「下山」
 下りは注意。仲間の一人が先行して、最高齢の私に足場を指示してくれました。やはり早い、40分で神大ヒュッテ1340m、1時間20分で避難小屋1240m、2時間で大段ケ平登山口1100mに下りてきました。振り返ってみます。なだらかな県下一の高峰氷ノ山、よくやったと達成感でいっぱいです。終わりのミーティングのあと、監視人?の方に記念写真を撮ってもらい、大段ケ平を後にします。

大屋町避難小屋

黄葉のブナ林を下る

終了ミーティング 全員無事に帰ってきました
瀞川・氷ノ山林道を戻り、鵜縄林道を下って八鹿氷ノ山ICから北近畿豊岡道に乗ります。和田山JCT近くのまほろばの里で休憩、お土産に岩津ねぎを買って帰路につきました。

鵜縄林道を下る

まほろばの里で解散
両日とも天候に恵まれ、 竹田城跡、紅葉の氷ノ山を堪能出来ました。車利用、泊付きの山行無事終えました。皆様お疲れ様でした。

氷ノ山 色とりどりの 秋の色     幸生

YouTube

第1日竹田城跡に戻る

文/小山・平山、写真/平山、編集/平山
武庫ネイチャークラブ 山歩会

 ◇MNCトップに戻る

inserted by FC2 system