UP 2007.6.9 HRY
丹波の森 自然観察ツアー

丹波年輪の里〜丹波の森公苑〜ささやまの森公園

■日時:2007.6.7(木)
■場所:丹波年輪の里・木の根橋・丹波の森公苑・ささやまの森公園
■交通:グリーンツーリズムバス
■参加:MNC25名
行程:阪急宝塚駅8:30→丹波年輪の里(9:40〜10:20)→木の根橋(10:35〜10:50)→丹波の森公苑(10:55〜昼〜12:50)→恐竜発掘現場(13:15〜13:35)→ささやまの森公園(14:20〜16:30)→JR宝塚駅17:45

丹波年輪の里(9:40〜10:20)

丹波年輪の里は、木工・クラフトを通じて、木と親しみ、木の良さを発見してもらうための、自然と緑いっぱいの施設です。広い芝生広場や、イベント広場を持ち、文化活動・スポーツ・レクリェーション活動に供するとともに、木材産業の振興に寄与することを目的として昭和63年(1988年)に設置されました。
本日は開苑20周年イベントもあり、芝生広場では多くのシニアの皆さんがグランドゴルフを楽しまれていました。工作室では初心者から熟練の方まで、木工クラフトが楽しめます。個人や家族・団体など、それぞれの希望に応じた材料や独自のメニューを準備しています。

開苑20年を迎えた丹波年輪の里(クラフト館)

中央広場でグランドゴルフ(背景は向山)

クラフト工作室内

クラフトメニュー

木の根橋(10:35〜10:50)

樹齢1000年とも言われている柏原町役場横の大ケヤキは、一本の太い根が柏原川にかかる大神橋の欄干となって、木の根橋と名づけられています。八幡神社のご神木であり柏原町のシンボルともなっています。ちなみに柏原町の町木はケヤキです。

大ケヤキと柏原町役場

木の根が柏原川を跨ぐ

樹齢1000年

八幡神社入口のタラヨウの実生

丹波の森公苑(10:55〜昼食〜12:50)

丹波の森公苑は、「人と自然と文化」の調和した丹波の森づくりを推進するための活動拠点です。里山が広がる苑内には、生活創造センターやホール、グラウンド、テニスコート、絵画・彫刻のアトリエ、などがあり、文化・スポーツ・レクレーション活動が楽しめます。MNCのメンバーで、ここでボランティア活動をしている足立さんに苑内を案内いただきました。今年の目玉は日本の国蝶オオムラサキの飼育を始めたことです。ネットで囲まれたエノキの木立に、56羽のオオムラサキの幼虫やさなぎがいます。まもなく羽化することでしょう。

苑内イベント広場で(左端足立さん)

山田部長と足立さん(右)

ササユリ

カブトムシの幼虫を掘り出す

エノキをネットで囲ったオオムラサキの飼育場

オオムラサキの幼虫

葉とみまごうオオムラサキのサナギ

恐竜化石発掘現場(13:15〜13:35)

JR下滝駅近く、山南町上滝の川代渓谷。2006年8月、折り重なる篠山地層群(1億4千万〜1億2千万年前)の赤茶けた泥岩層から恐竜化石を発見。2007年3月に第一次発掘調査終了時点で尾椎、血道弓、肋骨など30点が発掘された。道すがら、第2次発掘調査待ちの現地を訪れる。現場保存のため、発掘に携わった方々がガイドをかねて常駐しており、発掘の模様などを聞く。

恐竜化石発掘場所

小広場から渓谷の現場を覗き込む

風光明媚な川代渓谷(篠山川)

ガイドさんから発掘の模様を聞く

ささやまの森公園(14:20〜16:30)

ささやまの森公園は、自然観察などの見学の場所ではなく、里山体験活動を通じて人と自然の共生を考える場です。園内の大部分は自然林のアカマツやコナラの雑木が、谷間にはスギ・ヒノキの人工林が広がっています。年間100回以上の体験プログラムを企画しているそうです。職員数名と約90人の森林ボランティアで、園内の整備やイベントを行っているとのこと。本日は樋口事務局長の案内で、かくし田、ハンノキ林、モリアオガエルの池などを周回する2時間のハイキングとなりました。

ハンノキの繁る、モリアオガエルの池

ささやまの森公園

樋口事務局長

スギ・ヒノキの人工林を歩く

ダンコウバイにモリアオガエルの卵塊の花

モリアオガエルは産卵のため、夜に木に登る

炭焼き小屋(原木はコナラ)
写真・編集 平山
企画担当:今西

武庫ネイチャークラブ


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