UP 2023.4.20 HRY
MNC山歩会 2023年4月例会
丹波 ヒカゲツツジの向山
石生駅~観音堂~向山~清水山~鳳祥寺~石生駅
 ◇ 日時:2023年(令和5年)4月17日(月)、天気 曇り一時雨のち晴れ
 ◇ 集合:10:00 JR石生駅
 ◇ 行先:向山(591m)
       丹波市氷上町・春日町 2.5万地形図 柏原
       歩行9km 標高差(496m)
 ◇ 参加者:MNC山歩会10名(男3、女7) リーダー:大地(敬)

高谷川から向山連山を望む
ルートタイム
JR伊丹8:11・宝塚8:25・・(宝塚線・福知山線)・・9:56石生駅(標高95m) 10:10→観音堂登山口10:26→二の山10:57→三の山11:35→四の山11:57→向山三角点(標高569m・昼食12:34~13:00)→五の山(591m)13:15→蛙子峰13:42→硅石山分岐14:02→清水山(542m)(14:18~14:22)→イルカ岩14:36→剣爾山14:49→天狗岩15:13→鳳祥寺15:32→15:55石生駅16:38発・・(宝塚線・福知山線)・・17:50JR宝塚駅・18:02伊丹駅
  Route Map

「石生駅から」
 無人駅・石生で下車。10人の参加。向山側の東口にはトイレがなく、反対側・西口に回り、出発準備。自己紹介・準備体操を済ませスタート。踏切を渡り、街中を通り、登山口に向かう。ところが空模様が怪しくなり、雨粒がポツリと落ちだしてきた。見えてきた向山や道沿いの藤の花を見る余裕もなく、登山口に急ぐ。

石生駅出発
「観音堂登山口から」
 観音堂(標高110m)の軒下で、急いでカッパを取り出し着用。ズボンをはくほどではないようだ。パラパラと雨音がする中を登山開始。もう山ツツジが咲き始めている。いきなり激登が始まる。立ち木につかまりながら歩を進めていく。昨夜、近畿地方を寒冷前線が通過し、夜中に雷雨があった。その影響でにわか雨が午前中はあるかもしれない、午後には晴れてくるだろうとの予報で実施。足元がぬかるみ、滑らないように注意し合う。ヒカゲツツジも終盤で、ほぼ終わっているという情報もあり、「期待できないな」と思いながら登る。私たちの他に2組のグループが登っていた。小雨は30分ほどでやみ、滝山古墳・二の山(298m)で小休止。三角点が設置。谷中分水界を経て、岩座展望所へ、岩の上から、午後に進む清水山・剣爾山方面を展望する。このあたりからコバノミツバツツジも明るく出迎えてくれる。

観音堂軒下で雨具をつける

ヤマツツジ

いきなりの急登

二の山・滝山古墳(標高298m)

分水界

コバノミツバツツジのお迎え

岩座展望所

岩座展望所から清水山・剣爾山の展望
「三の山から」
 ひと登りすると三の山(470m)へ。いつもならこのあたりからヒカゲツツジが出迎えてくれるのだが、全く見えない。今年はダメか? 亜炭展望所へ。亜炭は石炭の中で品質の低いもので、家庭用燃料に使われたそうで、黒い石の層を観察することができた。「小学校で石炭ストーブだった」という懐かしい会話も。

三の山

亜炭展望所

亜炭

四の山
しばらく進み、四の山(511m)の手前で「ヒカゲツツジ」の声、花を見せてくれた。四の山を過ぎたころから花の残っている木もでてきた。「何とか残ってくれて、ありがとう」。松の台展望所・深坂北峰と歩を進めていく。この辺りは本来ならヒカゲツツジのトンネルの中を進めるのだが、残念、少し残っているだけ。尾根筋から北に「黒井城址」が見える。

ヒカゲツツジ(四の山付近)

深坂北峰

尾根筋のヒカゲツツジトンネル

黒井城址展望
「向山三角点・昼食」
 ツツジが岡展望所を過ぎ、やや木の茂った所には,ミヤマシキミが多く、花をつけていた。まもなくして、向山(569m)に着く。北に黒井城址・小富士山・舞鶴若狭自動車道などが見える。木が茂り日当たりがよくなく、その上昨日の前線通過の後冷たい空気が入ってきた関係から、ひんやりしていて、上着を羽織り、昼食をとる。集合写真を撮り、午後の部へ。

ツツジが岡展望所

ミヤマシキミ

黒井城址・小富士山・舞鶴若狭自動車道など展望

向山三角点で
「五の山・清水山・鳳祥寺へ下山」
 向山を出発、ヒカゲツツジやコバノミツバツツジを見ながら、本日の最高点・五の山(591m)へ。上り下りを繰り返しながら、蛙子峰(562m)・硅石山分岐を経て、最後の急な登りをクリアすると、反射板のある清水山(542m)、ここから柏原八幡さんへの下山ルートもあるようだ。

コバノミツバツツジ

ヒカゲツツジ

五の山591m

厳しい下り

蛙子峰

珪石山分岐

清水山

清水山三角点542m
 ひと休み。ここからが厳しい、急な下りに入る。岩の道を慎重に下っていく。イルカ岩・博打岩・亀岩・剣爾山・天狗岩と進み、やっと「山路谷川沿い」に出て、猪よけフェンスを抜け、鳳祥寺横を通り集落に着く。

清水山で

激下り

慎重に下る

イルカ岩

博打岩

亀岩

剣爾山

天狗岩

山路谷川沿いに下る
 今日一日歩いた向山連山を下から見上げ「よく歩いたものだ」と自分を褒めながら、集合写真。高谷川に出る。この川のすぐ上流がみわかれ公園で、本州で一番低い分水嶺がある。川沿いの「フジ」「ボタン桜」を鑑賞しながら、石生駅に向かう。16:38石生駅発の電車で帰路へ。

向山を背景に

フジ
激しい登り下りのある、9kmを全員ケガもなく無事終了できた。これも会員皆さんの普段の鍛錬のたまもの。お疲れさま。
文・写真/大地(敬)  編集/平山
武庫ネイチャークラブ 山歩会

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