UP 2022.10.5 HRY
MNC山歩会 2022年9月例会
大岩岳、東大岩から丸山湿原・西谷の森公園
JR道場駅~千苅ダム~南ルート~大岩岳~東大岩岳~丸山湿原~西谷の森公園
 ◇ 日時:2022年(令和4年)9月26日(月)、天気 晴
 ◇ 集合:9:00 JR道場駅
 ◇ 行先:大岩岳(384m)、東大岩岳(362m)、丸山湿原
 ◇ 参加者:MNC山歩会15名(男7、女8) リーダ-:田中(富)
コースタイム
JR道場駅9:05…千苅ダム(9:40~9:58)…南登山口10:20…大岩岳山頂11:25~12:00(昼食)…東大岩岳12:35…丸山湿原分岐13:20…丸山湿原13:30~13:40…西谷の森公園口14:40/14:55発(バス)
 歩行 約10km 5時間 Route Map(GPS軌跡) 大岩岳全ルート

 大岩岳は、神戸市北区、三田市、宝塚市の境にある384メートルの低山であるが、展望も良く麓に県下一の面積を誇る丸山湿原も広がり色々な野草、昆虫等が見られる変化に富んだ魅力ある山です。当日は、朝夕涼しくなったとはいえ残暑厳しく、コロナ下の運動不足を考慮して、一番短い木々に覆われた南コースへ急遽変更した。その分端境期ではあるが、道中の山野草を探し楽しんで頂けたらと考えた。
「千苅ダム」
 九時前に全員が集合され9時05分に出発。稲刈りはすでに終わり、畦道の彼岸花の赤と畑のオクラの黄色との共演を前に夏の終わりと初秋を感じさせられる。気持ち良いウオーキングが、千刈ダムまで続く。今日は、ラッキーなことに轟音と共に真っ白な水しぶきを上げる放水をしばし見学する。

武庫川に沿って(屏風岩)

オクラとヒガンバナ

千苅ダムが見えてきた

トンネル放水

放水路

放水の千苅ダムを背景に
「大岩岳へ」
 マイナスイオンを浴びたところで登山開始。いきなり左手でフェンスをつかみながらの急登が始まり西コース、南コースの分岐まで続く。更にダニの心配をしながら笹に覆われた道を登りきると気持の良い尾根道に出る。眺望の良い所で休憩。

フェンスを登る(上段から振り返る)

南コースザレ場より大岩岳を望む(中央)
「大岩岳山頂」
 気温も上昇、汗が噴き出る。山頂に近づくにつれ厳しい登りが続く。11時半全員元気で頂上に到着。展望は、素晴らしく北摂の山々が、ハッキリ確認。

山頂からの展望(左:羽束山、中央奥:三国ケ嶽、右:大船山)

大岩岳山頂で
 12時、東大岩岳に向かって出発。急な下りを下り丸山湿原との分岐で待ち組と登り組に分かれる。馬の背にツメレンゲの群生あると教えられ東大岩岳の短い急登を登る。照りつける馬の背の先から千刈ダムのハート形を見ることができる。

東大岩岳馬ノ背
「丸山湿原」
 待ち組と合流して丸山湿原へと向う。途中ツルニンジン、シラヤマギク、チジミザザ、ツチアケビ、タムラソウ、オヤマボクチ等、丸山湿原では、アブラガヤ、シロイヌノヒゲ、ツルリンドウ、十月半ばで見られるウメバチソウの姿は見つけられない。

丸山湿原

丸山湿原観察デッキで
 バスの時間が、気になって帰りを急かす。コバノガマズミの真っ赤な実、スズメウリのたわわな実、栗も美味そうだ。ツリガネニンジン、ママコノシリヌグイ、ミゾソバ、ワレモコ、ウナギツカミ、湿原の帰り道も野草が沢山観察できる。バス停近くに赤く熟したヤマボウシの実が目を引く。余裕を持ってバス停に無事到着。
「今日見られた植物」

ヒガンバナ

ツメレンゲ

シラヤマギク

ツルニンジン

ツチアケビ

ツルリンドウ(湿原)

アブラガヤ(湿原)

タムラソウ(湿原)

シロイヌノヒゲ(湿原)

ウメモドキ(湿原)

サワヒヨドリ

スズメウリ

ツリガネニンジン

ワレモコウ

ミゾソバ

ママコノシリヌグイ

コバノカマズミ

キノコ

ボントクタデ

ヤマボウシ(実)
バスを待つ程時間があまり、時間配分の未熟さを痛感させられましたが、参加者の皆様のご健脚とご寛容ご協力に助けられたことを深く感謝します。有難うございました。
文/田中、写真/平山・笠間・小山、編集/平山
武庫ネイチャークラブ 山歩会

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