UP 2020.2.5 HRY
MNC山歩会 2020年2月例会
京都 初春の甘南備山を歩く
 ◇ 日時:2020年(令和2年)2月3日(月)、天気 晴れ
 ◇ 集合:10:00 JR京田辺駅
 ◇ 行先:甘南備山(221m)
 ◇ 参加者:MNC山歩会 21名(男14、女7)リーダー:鹿本、藤原

ルートタイム
JR京田辺駅10:15~棚倉孫神社10:20/10:30~一休寺10:40~薪神社10:55~登山口11:20/25~展望台12:10(昼食)12:35~神奈備神社12:40~三角点13:10~扇池13:20~尊延寺バス停13:45/14:01・・・JR津田駅14:15            歩行約8km 4時間 高低差180m
Route Map(GPS軌跡)

一休さんゆかりのまち京田辺・甘南備山へ。甘南備山は、京田辺の主峰であり、「神南備」「神無火」などともいわれ、「神が隠れる場所」という意味を持つ山である。甘南備山は山頂が二上形式になっており、東の「雄山」が221.0m、西の「雌山」が201.6mである。タマミズキの赤い実が残っているかも?
本文
「棚倉孫神社」
 京田辺駅の横のスペースでミーティングと軽くストレッチをした後、10:15出発。住宅街を抜けると棚倉孫神社に着く。この神社は平安中期以前には存在していた京田辺市の指定文化財。瑞饋神輿が有名で、見学。重さ1t、屋根に赤い瑞饋、鳥居に青い瑞饋(ずいき)、壁に大豆・三度豆・玄米・小豆、屋根の鳳凰には26種類ほどの野菜が飾られ、神に五穀豊穣を祈願する。 

棚倉孫(たなくらひこ)神社

クロガネモチの巨木

26種の野菜や穀物が飾られた瑞饋(ずいき)神輿
 

手原川観察路

ナナミノキ
「一休寺」
 ナナミノキの赤い実を見ながら手原川沿いを歩き、甘南備寺を経て、車道へ。15か所の電柱に一休かるたの書いてある一休とんちロードを600m歩いて一休寺へ。一休寺の正式な名前は酬恩庵。室町時代を生きた臨済宗大徳寺派の禅僧である一休さんは1481年88歳で亡くなられ、遺骨がこの地に葬られました。晩年を過ごされたことにより、一休寺の通称が知られるようになった。能楽発祥の碑のある薪神社を経て川沿の車道へ。途中、川沿いで赤みを帯びたタコノアシ、道端で黄色のソシンロウバイが満開でした。

甘南備寺(黄檗宗)

一休とんちロード

酬恩庵(一休寺)

一休寺サザンカの通り

薪神社
「甘南備山」
ピラカンサ、クロガネモチ、モッコク、トチノキ、梅の木を観ながら登山口到着。少し休憩して、管理道へ。

正面の甘南備山へ向かう

甘南備山登山口
「タマミズキ」
リョウブ、コナラ、タカノツメ、続いて今日のメインのタマミズキ。赤い実がびっしり付いていてみんなでしばらく感激しながら、鑑賞した。野鳥の姿は少なかったですが、タマミズキの木に数多く(20~30羽)の野鳥が、渡り飛び込んできました。多くはツグミでしたがシロハラも混ざり、赤い実を啄ばんでいました。

タマミズキ(マウスで拡大)

タマミズキ(マウスで拡大)

タマミズキ

タマミズキの幹は目玉模様

展望台直下
タムシバ、クロバイを観ながら展望台へ到着。暖かい陽だまりの中で昼食を済ませ、記念撮影。少し歩いて甘南備神社へ。

展望台で記念撮影

展望台から京田辺の町(愛宕山・比叡山は春霞に隠れる)
「甘南備神社」
 古来「かんなび」は神の御在所のことで、社殿を持たなかった時代には山嶽や森林などを神の御在所として神の社、かんなび、みもろと呼んでいた。1930年に神殿、神門、板べいを取り巻く石柱、石の玉垣、鳥居が完成し、現在の姿になった。しばらく歩いて二等三角点へ。

神奈備神社前の展望所(方位版あり)

神奈備神社(221m)

神奈備神社の由緒を説明するSさん

三角点への道

二等三角点201.6m
後はぽかぽか陽気の中、オオイヌノフグリ、タンポポ、ホトケノザ、梅の花、などを観ながら尊延寺バス停へ。ここで一旦解散して、バスでJR津田駅に向かった。

扇池

農道を歩く

尊延寺バス停で解散
今日はお天気も良く、2月とは思えないほど暖かく、タマミズキの果実が残っているかどうか心配していましたが、しっかり見ることが出来、満足感いっぱいでほっとしました。お疲れ様でした。
冬ハイク タマミズキの実に 癒されて     幸生
文/藤原、俳句/中村幸、写真・編集/平山
武庫ネイチャークラブ 山歩会

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