UP 2019.11.24 HRY
MNC山歩会 2019年11月例会
六甲 瑞宝寺西尾根を登る


<瑞宝寺の紅葉>
 ◇ 日時:2019年(令和元年)11月19日(火)、天気 晴れ
 ◇ 集合:9:20 瑞宝寺公園入口
 ◇ 行先:瑞宝寺西尾根~一軒茶屋~七曲
       標高差 約500m
 ◇ 参加者:MNC山歩会 7名(男3、女4)、リーダー: 藤野

ルートタイム
瑞宝寺公園9:30~太鼓滝~展望デッキ10:30~瑞宝寺西尾根~一軒茶屋(13:15昼13:45)~七曲り~土樋割峠14:45~東おたふく山バス停15:15/15:34乗車~蘆屋川
行程図

瑞宝寺西尾根は阪神間のモミジの名勝有馬瑞宝寺公園から一軒茶屋に通向かって延びる尾根です。展望はあまりよくありませんが、急な登りや痩せ尾根がところどころあり変化に富んだコースです。また、春から夏にかけてはイワカガミ・雲仙ツツジ・紅どうだんが賑わいを見せてくれます。下りは六甲山銀座コースの七曲りを経て東おたふく山登山口バス停までのんびりと歩きます。
本文
「瑞宝寺公園」
 雨の確率50パーセントの予報を受けて、山歩会の例会は翌日になった。この日の参加は男性3名女性4名の7名 雨上がりのお天気は上々、絶好のハイキング日和になった。有馬東口バス停で下車、この付近には大型観光バスが停まり大勢の人が降りてくる。ぞろぞろと瑞宝寺公園へ向かっている。聞くと台湾からいらしたご一行様でした。待ち合わせの山門前に参加者全員集合 ここで記念写真を撮る。公園のモミジは秀吉さんがお気に召した事がうなずけるくらい見事な盛りをむかえていた。遠来の客人も逆光に映える紅葉を見上げて、みんな 笑顔 笑顔・・・。

瑞宝寺公園で

瑞宝寺山門

紅葉の瑞宝寺公園

瑞宝寺公園

イロハモミジ
「癒しの森」
 幸せそうな人々をあとに山道に入ると、パタッとひと気が無くなる。ここからはクロモジ・ウリハダカエデ・ベニドウダン・つつじ類の自然に彩られた景色となる。癒しの森から太鼓滝をへて展望デッキへ、三田市内や篠山方面の山々が望める絶好のスポットだ。

ベニドウダン

もみじのじゅうたん

癒しの森へ

太鼓滝

癒しの森展望デッキ 有馬富士展望
「瑞宝寺西尾根」
 暫く休息した後、デッキのすぐ傍から瑞宝寺西尾根入口に取りつく。いきなりの急登で息が上がるが、そんな中でも武庫ネイチャー魂を発揮、植物観察や工作会の材料集めに余念がない。痩せ尾根の急登の連続にゆっくりゆっくり慎重に歩いていると、宝殿から来たと言う5人組のシニア男女がこの尾根を下ってきた、毎年このコースを来るそうだ。この急な尾根を下る・・相当山慣れた方たちだ。5人とお別れしてからも切り立った岩場や痩せ尾根の連続を這うようにして登る。やっと平坦な馬酔木の森にたどり着いた。余裕が出てきて足元のキノコが目に付く。一見食べられそうに見えるが・・・パスとする。

きのこ1

きのこ2

ミヤマシキミ
 ここまでくれば頂上はもうすぐだ。と、思う間もなく、また、また、急な登りが現れて、少々うんざりしているところに、思いがけなくイワカガミの群落を見つけた。春には可憐な花が咲いていただろうと、その情景に思いを馳せる。さらに進むと、ミヤコササが生い茂る比較的平坦な場所になった。一面の笹原は胸丈ほどの高さがある。笹に覆われた細道は木の根や岩が隠れている。イノシシになった気分で泳ぐように突き進む。一軒茶屋に着いた頃はすっかりお昼をまわっていた。

イワカガミ

笹原を泳ぐ
「一軒茶屋・七曲」
 一軒茶屋では湧いてきたように高校生と思しき大集団が芦屋方面から上がってきて、風が吹き消すように有馬方面へ消えていった。冷たい風をよけて遅い昼食をとり、ゆっくりと七曲を下る。さすがに六甲銀座と言われるように道が整備されて楽に歩ける。午前中の登りに比べると雲泥の差だ。素晴らしい錦模様に見とれて却って足元が疎かになる。中断していた植物観察会が始まる。ウリハダカエデ・コマユミ・ヤブムラサキ・シロダモの赤い実・ヒヨドリジョウゴ・田舎菊 等々。

七曲りを下る

芦屋の展望
<登山道の出会い>

ウリハダカエデ

ウリハダカエデ

シロダモ

ヒヨドリジョウゴ

コガマズミ

ツルリンドウ

ヤブコウジ

ノイバラ

マムシグサ

キンミズヒキの種

田舎菊
土樋割峠から東おたふく山バス停まで、バスの時間を気にしながら足早に歩き、予定の1本遅れのバスで帰途に就く。事故もなく無事に秋の1日を楽しめたことにホッと安堵する。
文/藤野、写真/中尾・田中、編集/平山
武庫ネイチャークラブ 山歩会

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