UP 2019.4.3 HRY
MNC山歩会 2019年5月例会
丹波 ささみ四十八滝めぐりとヒカゲツツジ
キャンプ場~四十八滝めぐり~垰山~キャンプ場
 ◇ 日時:2019年(平成31年)4月15日(月)、天気 晴れ
 ◇ 集合:8:00 阪急宝塚駅池田泉州銀行前(車分乗)
       車提供(松田輝、中村、小山)
 ◇ 行先:筱見(ささみ)四十八滝めぐり、垰山(630.6m)
       歩行 約6km 歩行時間 3時間 標高差 350m
 ◇ 参加者:MNC山歩会 11名(男4、女7)、リーダー: 小山

コースタイム:
宝塚8:05・・・53km(1:25)・・・筱見四十八滝キャンプ場9:30/9:40発→滝めぐり(手洗滝→弁天滝・肩ヶ滝→長滝→シャレ滝→大滝→二の滝・一の滝)→八ヶ尾山分岐11:40→周回路分岐11:40(昼食)12:20→峠山12:40→周回路分岐12:55→キャンプ場13:30 /13:40発・・・宝塚15:20
行程図四十八滝案内図

本文
 筱見(ささみ)四十八滝は多紀連山の東端に位置しており、始終(しじゅう)水がかれることのない滝が8つあるところからこの名がある。その昔修験道行者達は、この滝で水行をして出発したという。今は、多紀連山県立自然公園で、兵庫県森林浴場50選に選ばれている。この時期、滝道から見る岩稜に群生するヒカゲツツジは圧巻です。いくつもの鎖場があるが、スリルと感動の山歩きを楽しむことができる。
 今回は車利用ということで、参加者は12名に限定募集、諸事情により参加者は11名。(男性4名、女性7名)車3台に分乗。
「キャンプ場」
 先週前半の天気予報では雨ということでやきもきしたが前日は雨、今日は晴れ。例年になく寒い日が続きヒカゲツツジは期待薄の中上筱見へ。R173沿い篠山川の桜回廊はまだ満開、小田中を左折上筱見(かみささみ)の集落に入る。古戦場で筱見観音のある百万石酒造の角を曲がると、すぐにキャンプ場(標高280m)に着く。先行の車3台あり。四十八滝とは8つの滝が始終流れていることから名づけられたという案内板、登山の注意書き等がある。雨上がりの増水、登山路の滑り、鎖場等の注意を伝達し、トイレ、ストレッチの後出発する

キャンプ場をスタート

杉木立の道を登る
「ささみ四十八滝」
 道標に沿って杉木立を進むとすぐに手洗滝、苔むした弁天滝、肩ヶ滝への河床歩きに緊張、尾根に取り付き長滝へ、木陰の間から岩陵に薄い黄色のヒカゲツツジが見える。「咲いている」の歓声、川床滝壺まで慎重に下降、滝両岩壁のヒカゲツツジに感動する。 感動もそこそこに鎖場、トラロープを伝いりシャレ滝へ、さらに鎖場、トラロープの急登路を登ると落差20mの大滝、ここでもヒカゲツツジの群落が観察できた。頭上を圧倒する巨岩は丹波層群で、砂岩、泥岩の互層とチャート、石灰岩などでできているとのこと。沢を登り詰めると一の滝二の滝、両滝の境ははっきりしないがこれで8滝すべて登り切る。ここから先がコース一番の難所気合を入れて・・・、垂直の鎖場、慎重に鎖を伝い岩場の頂上まで必死に登る。

長滝で

滝のヒカゲツツジ

厳しい鎖場

シャレ滝・大滝間
 頂上からの展望は素晴らしく、岩礁のヒカゲツツジ、ヤマザクラ、タムシバ等を観る。岩場の尾根から谷に向かい、流れに沿って歩くと谷が広がり、コナラ、リョウブ、栗、カラスザンショウの林、直ぐに八ケ尾山・多紀連山縦走分岐。ゆったりとした広場に心を癒される。新芽の季節、秋もいいなと思い思いの感想。昼食にするか迷うも時間も早いので次に向かう。直ぐに周回路分岐に付く。このころより尾根筋風が強くなり体感も寒く感じる。(風下で昼食。)

一の滝

ヒカゲツツジ

岩稜のヒカゲツツジ
「峠山」
 分岐からは多紀連山縦走路、馬酔木の花、谷あいに見える白いタムシバの群生を愛でながら少し登ると峠山(630.6m)、展望はきかなく三角点のみ確認し,分岐へ引き返す。分岐からは真っ盛りのクロモジの花、ウリハダカエデ、シャクナゲ、ナツツバキ等観察しながら杉木立のキャンプ場へ下る。

タムシバ

アセビ、シキミ、ヤブツバキ、クロモジ

垰山三角点630.6mで

帰路

百までも 百花繚乱 山笑う     幸生
文/小山、写真/松田輝・平井、俳句/中村、編集/平山
武庫ネイチャークラブ 山歩会

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