UP 2019.1.18 HRY
MNC山歩会 2019年1月例会
干支の山 宝塚 猪ノ倉山に登る
宝塚自然の家~猪ノ倉山~西谷支所

<猪ノ倉山>
 ◇ 日時:2019年(平成31年)1月14日(月)、天気 快晴
 ◇ 集合:宝塚駅10:05
       10:20発波豆川行きバス→宝塚自然の家11:10
 ◇ 行先:猪ノ倉山(360m) 宝塚市
 ◇ 参加者:MNC山歩会 25名(男15、女10)、リーダー 平山

コースタイム:
宝塚駅10:20・・・(バス)・・・宝塚自然の家バス停11:10→宝塚自然の家11:16/11:25→猪ノ倉山登山口11:55→山頂(12:30~昼~13:07)→下山口13:35→宝塚自然の家裏口13:40→同正門前14:00/14:05→レストラン大池14:45/松葉屋バス停15:55・・・(バス)・・・武田尾駅16:11
行程図(GPS)   歩行約8km、標高差150m

本文
2019年(H31年)の干支は「亥」。干支の山猪ノ倉山が、宝塚西谷地区宝塚自然の家近くにある。低山ではあるが、ビューポイントからは西谷の山々はじめ、六甲山、大峰山、中山連山、北摂の山々が展望する。身近な里山の魅力を感じながら初歩きを楽しむ。
「宝塚自然の家」
 朝は冷え込んだものの穏やかなハイキング日和に恵まれ、宝塚駅に集まった人は23人。阪急田園バスは貸し切り状態で、清荒神参りの車で渋滞の中を西谷に向かう。定刻より遅れて宝塚自然の家バス停に到着、三田からの参加者をあわせて25人と過去最高の参加者となる。本コース唯一トイレのある宝塚自然の家でスタートミーティングする。自然の家は閉鎖中だが日曜祝日は解放されるとのこと、本日は成人の日で開門されており、管理人の姿も見える。

阪急田園バス

宝塚自然の家(日・祝日開放)
 猪ノ倉山は自然の家の北側にある里山で、10数年前にトレッキングコースが整備された。その後猪ノ倉里山祭りなどのイベントで登山大会をすることもあったが、自然の家の閉鎖とともにほとんど登る人はいなくなった。しかし今年は干支「亥」の年で、ミニコミ誌「宝塚てくてく新年号」に干支の山として紹介されるなどしており、賑わうことになりそうである。自然の家の西側、田んぼ道を歩いていくと正面に猪ノ倉山が見えてくる。標高360mほどで、ふもとからは150mの登りに過ぎない。田んぼ道は車も通れる広い道で、シーズンはウメバチソウなど貴重な植物を見る自然観察路ともなる。ちょっと近道しようと遊歩道標識に従って踏跡道を進んだが、どうも自然の家の中に入っていきそうでもとに戻る。最初からつまずきだ。山のふもとを通る市道に行き当たり、下山口をやり過ごし登山口に向かう。中年のご夫婦が赤い車の横に椅子を並べてくつろいでいる。

猪ノ倉山への道
 
猪ノ倉山を背景に
「猪ノ倉山」
 登山口には道標があるが山名はない。トレッキングコースを整備したときは名もなき山だったのだろう。近くに猪ノ倉峠があることから猪ノ倉山というようになったと思う。登山口を入る。草が刈られていて歩きやすくなっている。丸太階段も現れた。登るうちにベンチもみられる。冬枯れで樹間から近くの山々がのぞく。尖がった山は寺山と広照寺山だ。最高齢で西谷は第2のふるさとというOさんは久しぶりの参加だが元気についてきている。年男Aさんには物足りない山に違いない。
 
猪ノ倉山登山口

随所にベンチ
 
明るい里山
途中2回ほどの休憩を入れ、約30分で尾根筋に到着する。最高峰波豆川三角点389.3mへの踏跡道を右手に分けて緩く下ったところがベンチ3台並ぶ小広場でここが山頂だが、兵庫県3級基準点があるだけで山名標識はない。あたりは立ち木に囲まれて展望はほとんどないが、近くに羽束山と宰相ケ岳、少し離れてラクダのこぶのような烏ヶ岳、行者山が覗く。ここで遅い昼食を摂る。

羽束山と宰相ヶ岳

烏ヶ岳・行者山

山頂広場

至福のひと時

山頂標識前で
「ビューポイント」
 至福のひと時を過ごし、下山にかかる。5分も下ったところで前方が開け、東から西に180度以上の大展望である。眼下に西谷の集落が、遠く能勢、川西、宝塚、神戸の山々が展開する。東から数えてみると、能勢竜王山、三草山、妙見山、天台山、五月山、中山連峰、大峰山、六甲最高峰。西谷の山では城山、古宝山、天狗松、布見竜王山、布見ヶ岳、大岩岳、千苅ダム、向山がそれと知れる。しばし展望を楽しむ。(写真は2018.11.3撮影)
「西谷へ」
 下山口へ降りてきた。ええ!ソヨゴの倒木を担いでいるのはNさん。工作イベントに使うのだそうである。自然の家が解放されているとのことで予定を変更し、登山口まで戻って向かい側にある自然の家まで300mの道標に従って遊歩道に入り込む。いくつかの分岐道標があったがこれは自然の家最高峰276mに行く道のようである。土砂崩れや倒木で危ういところもあったが見覚えのある広場に出てきた。しかし立入り禁止ロープが張ってあり自然の家からは通行できなくなっている。我々は知らずに裏口から入って出てきたわけである。松尾湿原前を通り正面玄関に到着。道標の示す300mどころか、1km以上はあったと思う。
 
猪ノ倉山下山口

登山口へ戻る、工作用の倒木を担いで

大荒れの宝塚自然の家遊歩道
 
広場に出てきた(手前に立入禁止看板あり)

松尾湿原
2度目のトイレ休憩を済ませて、終点の西谷支所を目指す。バス道を避けて、波豆川沿いから西谷小・中学校 前を通って西谷支所へ。しかし時間が遅れてしまったので筆者を含め一部は新年会を予定しているレストラン大池へ直行する。バス待ちの時間を利用してかねて予定していたことである。1時間ほど、おでんとビールで乾杯。

のどかな西谷

新年会①

新年会②

新年会③

新年会④

昨年は地震や台風で中止の多い山歩会だったが、今年は幸先のいいスタートとなった。

陽だまりや さくさく落ち葉を 進みをり     幸生

俳句/中村、文・写真/平山
武庫ネイチャークラブ

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