UP 2018.11.28 HRY
MNC山歩会 2018年11月例会
丹波 石戸山~高見城山縦走
石龕寺~石戸山~高見城山~丹波悠遊の森

<岩屋集落から石戸山方面>
 ◇ 日時:2018年(平成30年)11月26日(月)、天気 晴れ
 ◇ 集合:JR宝塚線の大阪駅7:54発篠山口行普通に各駅から乗車
       →篠山口駅で福知山行普に乗換→9:44谷川駅下車
       →9:50発神姫バス・坂尻行乗車
 ◇ 行先:石戸山(548.8m)と高見城山(485.2m)
       丹波市山南町・柏原町・氷上町
 ◇ 参加者:MNC山歩会 12名(男9、女3)、リーダー 大地

コースタイム:
井原バス停(標高84m )10:00→→10:40岩屋の里仁王→11:05岩屋・石龕寺本堂(190m)→11:35奥の院・鐘楼堂→→11:55頭光嶽(鉄塔) (439m )→→12:20露天掘ろう石採石場跡(旧金屋鉱山) →→12:50石戸山(548.8m一等三角点)昼食13:20→→通称賽の河原・14:25鉄塔→→14:40高見城山(485.2m)・高見城址14:50→→15:40丹波悠遊の森(153m)
行程図(GPS)   歩行約8km,標高差464m

本文
 10:00井原バス停で神姫バスを下車、すぐ前の日吉神社横を北に岩屋集落方面に道をとる。しばらく進むと、これから登る頭光嶽、旧金屋鉱山などが正面に見えてきた。刈り取られた田には黄色く色づいた「ひつじ」(穭・稲孫)、道端にはホトケノザや季節外れのタンポポなど。11:40岩屋の里仁王に着き入山料¥300を払う。地元特産の柚などを買い、トイレをすませ、さぁ-出発。

井原バス停前 日吉神社

岩屋の里仁王 入山料¥300

岩屋山を望む
「石龕寺」
 参道のモミジが色づき、「きれい」の声。仁王門の前で集合写真。金剛力士像は国の重文、定慶1242年作。美しい景色を眺めながら本堂・毘沙門堂へ、この建物は先の台風20号(2018年8/24-25かけて)でコウヨウザン(県指定郷土記念物)が折れ本堂が壊れる被害を受けた(写真)

石龕寺山門

参道の紅葉

奥の院参道から

石龕寺仁王門で

台風20号の被害(丹波新聞)

本堂被害写真(丹波新聞)

修復工事中の毘沙門堂(本堂)とコウヨウザン
「奥ノ院」
 お参り後、右手奥の院への参道へ、ここから頭光嶽(鉄塔)まで、標高差250mを50分かけて急勾配を登る。途中、奥の院・鐘楼堂で鐘をつき、一休みもいれ、11:55頭光嶽(鉄塔)へ、今から登る石戸山やまわりの山々が見渡せる。

奥の院への急登

奥の院・鐘楼堂

頭光嶽(鉄塔)から石戸山方面
 林の中を進み、12:20露天掘ろう石採石場跡(旧金屋鉱山)へ下る。大正から昭和50年代まで蝋石を採掘していて、残されたブルドーザーやトラックから当時の様子が偲ばれる。今日の参加者は小学生の頃、コンクリート面に字を書いた経験がある人たちばかり。

旧金屋鉱山
「石戸山」
 再び、息切らし急な坂を上ると尾根筋へ、左は岩屋山へ、私たちは右に道をとり、12:50一等三角点・石戸山に到着。遅い昼食と記念写真。

尾根に到達(左:岩屋山、右:石戸山)

岩屋城堀切跡

石戸山一等三角点

石戸山で
「縦走路」
 13:20高見城山に向かう。丹波鉄平石(7000万年前の火砕流によってできた溶結凝灰岩、厚さ1-20cmほどの平らな石)の採掘跡・通称賽の河原を経て標高差200mほどを下る。あたりは木々に覆われ見晴らしはきかない。次に上りに入り、高見城山へ標高差130mを緩やかに登っていく。少しずつ見晴らしもきいてくる。氷上町や柏原町の町並み、ヒカゲツツジの向山などが眼にはいってくる。過日の下見で迷った分岐を右手にとって鉄塔を過ぎる。この辺りはドウダンツツジの紅葉がきれい。

賽の河原・鉄平石

ドウダンツツジ

樹間に柏原方面が覗く
「高見城山」
 城跡手前の急坂をかけ登ると14:40高見城山へ。1327年丹波国守護・仁木頼章が築き、戦国時代には豪族赤井家清が城主になり、1579年城主赤井忠家の時、明智光秀配下によって落城したとのこと。しばし急峻な天然の要害の山に立ち、四方を見渡す。

高見城山手前の鉄塔

高見城山

向山方面

氷上平野の展望

高見城山で
「丹波悠遊の森へ」
 14:50丹波悠遊の森に向かって下山を開始する。急な下りを慎重に進み、小峠から15:40下山。3台のタクシーに分乗しJR柏原駅へ、構内の山の駅で、ビールでのどを癒し、解散式をし、16:35の電車で帰路に向かう。天気にも恵まれ、行程は予定よりも1時間遅れはしたものの、全員ケガもなく無事終了できた。これも会員皆さんの普段の鍛錬のたまもの。お疲れさまでした。

悠遊の森への急な下り

丹波悠遊の森へ無事下山

丹波悠遊の森
文/大地、写真/大地・平山、編集/平山
武庫ネイチャークラブ

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