UP 2018.9.21 HRY
甲山探鳥会 2018年9月
探鳥会 高槻萩谷 タカの渡り

 ◇ 日時:2018年(平成30年)9月18日(火) 9:20〜14:00
 ◇ 天候:晴れ  気温 28℃  風力 0〜1
 ◇ 観察場所:高槻市 萩谷総合公園
         (JR摂津富田駅集合・解散  バスで萩谷総合公園へ)
 ◇ 参加者:10名
    黒田 軸屋 沼田 花島 林(初参加・新人) 藤裏 吉田 (野鳥科)古家 (一般)平井 松浦
 ◇ 観察種:9種

本日観察した鳥

キジバト ハチクマ トビ サシバ ノスリ ハシブトガラス ヤマガラ ヒヨドリ ホオジロ  計 9種

感想

 「鷹一つ見つけてうれしいらこ崎」 松尾芭蕉の句です。芭蕉も伊良湖崎で鷹の渡りを観察したんですね。鷹柱という言葉を実は子供の絵本で知りました。子供に分かりやすいように竜巻状に鷹が上に上に昇っている様子が描かれていて、いつか見たいものだと思っていました。甲山展望台で見る機会がありましたがその時は観察できず今日はだめだということでチャンスは少ないのかなどと納得していました。今回探鳥会で鷹の渡りを観察すると言われたときは辛抱強く待つことが必要なのだと覚悟していました。18日の萩谷公園、野鳥科のOBの方が来る方向を教えてくださったけれども中々見つけられなかった。暫くして、離れた方向にノスリだ、と言われ次に少し大きい鳥が舞っていて鳶であるとわかった頃には双眼鏡で探すのにも慣れてきた。鳶が雲に消えるとサシバが現れ、上昇気流に乗って上へ上へ昇っていきやがて西へ西へと移動していきます。これが鷹柱なのか!それからは少し方向が違うところからもサシバが次々と現れ、上昇気流に乗りやがて西に移動していきます。2時間で30羽ぐらい見たでしょうか。実際はもっと飛んでいたようですが。サシバはこの後最終的には東南アジアまで行くそうです。壮大な渡りですね。信州白樺峠では9月11日にサシバ956羽、ハチクマ206羽が観測されたそうです。鷹柱の観察を体験できた貴重な1日でした。探鳥会の皆様、天候に恵まれ楽しい1日でしたね。ありがとうございました。(軸屋 記)

サシバ

ハチクマ

写真は2017岩間山で(青山氏撮影)
記録/沼田、編集/平山
企画:黒田

過去の探鳥会の記録はこちらをご覧ください。

武庫ネイチャークラブ

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