UP 2018.5.2 HRY
MNC山歩会 2018年4月例会
二上山と花の當麻寺を歩く
二上神社口駅~雄岳~雌岳~祐泉寺~當麻寺~当麻寺駅

 ◇ 日時:2018年(平成30年)4月30日(月、祝)、天気 くもり時々晴
 ◇ 集合:9:45 近鉄南大阪線 二上神社口駅
 ◇ 行先:二上山(雄岳517m、雌岳474m)
     奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町

       歩行7㎞ 標高差430m 初級向き
 ◇ 参加者:MNC山歩会 25名(男16、女10) リーダー:大地

奈良県と大阪府にまたがってそびえる二上山(にじょうざん)は、雄岳と雌岳という2つの頂を持つ双耳峰で、万葉集にも度々登場する美しく神聖な山です。奈良県側から登り、帰りは関西花の寺として名高い當麻寺(たいまでら)を訪ねました。
コースタイム:
近鉄二上神社口駅9:55→10:10加守神社登山口→→11:35雄岳山頂→→馬の背→11:50雌岳山頂(昼食・集合写真)12:30→→13:00祐泉寺→→傘堂→→13:50當麻寺14:25解散→→当麻寺駅14:57発
Route Map  歩行約7km

本文
「二上神社口」
 近鉄南大阪線二上神社口駅前でコース・注意事項説明・新入会員あいさつ後、9:55出発(24名)。駅を西に道をとり、国道165号を渡り、加守神社に着く。衣服調節を行い、集落とも分かれ、登山道に入る。道は良く整備されている。何組かの家族連れなどグループと追い越し追い越されながら急な道を登る。二.三度小休憩を入れながら雄岳山頂を目指す。汗を少しかくが、新緑の道は気持ちいい。マルバウツギやカマツカの白い花。ハナイカダ(雌雄異株)を見つけ、雄花・雌花のちがいを知る。モチツツジ・クサイチゴも。

二上神社口付近から二上山(雄岳)

階段が続く登山道

緑陰の道
「雄岳」
 11:20大津皇子の墓に到着。まわりは木に覆われ展望はきかない。ヤマフジを見つけ、左巻き右巻き?(上から見るのと下から見るのとで違い、混乱する。添付写真をご覧下さい)。遅れていた一名がここで追いつく。葛木坐二上神社(かつらぎにいますふたかみじんじゃ)の横が雄岳山頂。三角点はない。案内板があるが、木立に覆われている。馬の背へ向かう。15分下ると馬の背へ、トイレをすませた人から雌岳へ。登る道沿い、チゴユリ・ミヤマナルコユリ・コバノガマズミ・ヤマツツジに出会う。

大津皇子の墓

雄岳山頂 気温19℃

馬の背

大阪平野の展望

馬の背から雌岳を目指す
「雌岳」
 11:50雌岳頂上に到着。昼食・記念写真撮影。

雌岳から奈良盆地の展望

雌岳 日時計を囲んで昼食

雌岳山頂で記念写真 25名
「下山」
 12:25出発。来た道を引き返し、馬の背で道を右にとり、急な下りを滑らないように注意しながら、祐泉寺へ向かう。その道沿いで、キランソウかと声が出たが、そうではないよう。茎が立っている?(帰って調べて、同じシソ科キランソウ属のツクバキンモンソウと判明)。少し下の方ではキランソウを見つける。13:10祐泉寺前で暫し休憩。当麻寺をめざす。傘堂に立ち寄る。

馬の背から祐泉寺へ向けて下山

観察に余念がない

祐泉寺登山口

大池から雄岳・雌岳を振り返る

傘堂
-登山道の出会い-

マルバウツギ

カマツカ

ハナイカダ

ツクバネウツギ

ヤマフジ

ヤマフジの蔓巻き方(左手親指方向・Z巻き)

チゴユリ

ミヤマナルコユリ

ヤマツツジ

コバノガマズミ

ツクバキンモンソウ

キランソウ

モチツツジ

シャガ

ハルジオン
「當麻寺」
 13:45當麻寺。自由行動で、20名足らずの人が、塔頭の一つ西南院(さいないん)の庭園見学。白い花のナンジャモンジャが満開で出迎えてくれる。ボタンはほぼ終わりで、その代わりにハンカチノキ、これまたよかった。風情がある庭園にはシャクナゲ(西洋のようだ)、シライトソウなど。300円の入園料は高くなかった?!

當麻寺北門

當麻寺本堂

西南院の庭園へ ¥300

<西南院庭園>

本堂前のお花の案内

庭園を巡る

ナンジャモンジャの木(ヒトツバタゴ)

ハンカチの木

セイヨウシャクナゲ

ボタンは散り初め
14:20當麻寺本堂前で解散。参道・門前町を東へ進み、お土産物や中将餅の店などに立ち寄りながら、当麻寺駅へ。14:57発の電車で帰路へ。反省会が連休で店が混み、みんなで揃ってできませんでした(スミマセンでした)。

當麻寺仁王門

参道

お土産は中将餅
 参加者の体力・気力が揃い計画通りのペースで安全に終わることができた。数日前に近鉄電車の阿倍野橋~河内天美駅間が線路故障で不通になり、別の交通機関を使うルートを検討したりしていたが、2日間で復旧し、予定通り実施でき、ほっとしている。参加された皆さん、ちょっと物足りなかったのではないでしょうか。でも標高差430m・12,000歩、お疲れさま。
葉脈を 際立て透かす 五月晴れ     幸生
文/大地、写真/大地・平山、俳句/中村幸、編集/平山

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