UP 2017.12.15 HRY
MNC山歩会 2017年12月例会
能勢の郷から剣尾山・横尾山を巡る
行者口~行者山~剣尾山~横尾山~行者口
 ◇ 日時:2017年(平成29年)12月11日(月)、天気 曇時々晴
 ◇ 集合:8:50 能勢電山下駅
 ◇ 行先:能勢の郷から剣尾山(784m)・横尾山(785m)
      歩行8㎞ 標高差500m
 ◇ 参加者:16名(男6名、女10名)
         田中(リーダ):坂本・松生・西岡・香川大地・小山
         太田・軸屋・笠間・永井・高橋美・竹内・藤野・藤原・鹿本

大阪50山にも選定された剣尾山は、大阪府の最北部と京都府境近くにあります。昔から山岳信仰の山だったようでその面影は、いたるところに偲ばれます。巨岩が散在する山頂からは、北摂の山々が一望でき、眺めは申し分ありません。寒波襲来中の今回は、剣尾山とそれよりも少し高い横尾山の二座を目指し耐寒登山の体験と修行の歴史を偲びたいと思います。
コースタイム:
山下駅前9:00・・・行者口バス停9:35~玉泉寺9:45~行者山登山口10:10~行者山10:35~六地蔵11:25~月峰寺跡11:30~剣尾山(11:45~12:15)~摂丹国境碑12:50~横尾山13:00~トンビガラ(大鉄塔)13:35~山頂広場13:50~一休み峠14:20~登山口合流14:35~玉泉寺見学15:00~行者口バス停15:10(バス発車15:56)・・・山下駅16:35
Route Map

本文
「行者山」
 昨夜の雨の影響と寒波が気掛かりでしたが、山下駅に集合された山歩会の皆様の笑顔を拝見してその不安も払拭されました。玉泉寺下の空地でストレッチとミーテング。ここから剣尾山までは、よく整備されと登りが続きます。剣尾山登山口と行者山案内板を見て気を引き締めます。ここで林道と別れ登山道に入り、ヒノキ林の中急登が始まります。低くい段差の整備された階段ですが、皆さんの声が聞こえなくなりました。コースから少し外れた毛抜き岩の塔を眼下に見ながら、大きな大日岩に着き、浅く彫られた大日如来像に見入ってしまいます。この様に修行の歴史が、あちこちに感じられます。登山道の途中行者堂が、静かに佇んでいます。その屋根の下には、数日前に降った雪が残っていました。この裏に爪刻行者像があるそうですが、見落としました。登りきると行者山ですが、案内板が無ければ、見落としそうです。

修行の山 行者山案内

ヒノキ林を登る

大日岩の前で

大日如来座像

行者堂
「剣尾山」
 ここからは、すっかり葉っぱを落とした木々の間から視界が開け、気持ちの良い山道が続きます。花のないこの季節赤い実を付けたウラジロの枯葉が、一際目につきました。クヌギやコナラ多いこの地は、昔から炭焼きが盛んだったようで炭焼き窯跡が残っています。標高が上がるにつれて、吹き溜まりや日陰には雪が残っていました。六地蔵にお参りして広い月峰寺本堂跡、井戸跡を過ぎると剣尾山到着です。大きな岩の間で楽しい昼食。そして岩の上からの360度の展望。残念ながら私には、山の名前までは、分かりませんが、山歩会で登った山の名前が聞こえてきました。(平山さん、教えてください。)

ウラジロの実

炭焼き窯跡

六地蔵

気持ちの良い登山道

サンキライの実

月峰寺本堂跡

剣尾山山頂で
「横尾山」
 下山を始めるといきなり雪どけ、シャーペットのドロドロ急降下。両サイドは雪を被った背の低いササ。でも短い下りで助かりました。しばらく尾根道を北風に吹かれながら下ります。最後ちょっとした急登の先に摂丹国境碑があります。横尾山は、目の前です。山陰の気候が感じられるこの辺り、やはり北風と一緒にあられがチラチラ舞っていました。眼下には、ルリ渓が広がり思った以上に視界は、開けていました。

雪の笹原を歩く

横尾山への道


横尾山で
クラブツーリズムの御一行様とすれ違いトンビカラの大鉄塔の大岩、山頂広場を慎重に下ります。一休み峠でまで来れば、もうすぐ登山口です。最後山辺川の支流を渡渉。バスの発車まで時間があるので、玉泉寺を見学。クスノキで彫った松と鶴が見事です。最後「とれとれ市場」でお買い物と反省会を楽しみました。皆様の健脚とお心遣いのお陰で無事下山でき感謝です。ありがとうございました。

横尾山からの下り

トンビカラの巨岩

一休み峠

渡渉地点

玉泉寺の松と鶴

とれとれ市場で反省会
    
文/田中、写真/大地・藤野、編集/平山

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