UP 2017.7.15 HRY
甲山探鳥会 2017年7月(臨時)
探鳥会 八東ふるさとの森
 ■ 日時:平成29年7月11日(火) 10:45〜15:00
 ■ 天候:晴れのち曇り 気温 26℃  風力 0
 ■ 観察場所:八東ふるさとの森
 ■ 参加者:6名
    青山、今西、大地、平井、山田、黒田 
 ■ 観察種:7種

本日観察した鳥

コノハズク、アカショウビン、ヒヨドリ、ウグイス、オオルリ、キセキレイ、ソウシチョウ     計7種

記事

7/11アカショウビンを見るため急遽、臨時探鳥会を開催してもらう。6名が2台の車に分乗して8時宝塚を出発する。10時50分より探鳥を開始。

「アカショウビン」
 アカショウビンは1か所で子育て中。カメラマン4〜50人くらいがブナの巣穴に注視している。餌(蛙?写真(1)を咥えた親鳥が少し離れた所にとまる。そして巣穴へ飛ぶ。(2),(3) 顔を少し穴に入れて餌を与え(4)すぐに飛んでいく。巣には何羽の雛がいるのだろうか?
コノハズクを見に行こうとした時、アカショウビンが餌を咥えている(5)。少し暴れていたのか枝に餌を打ち付けて弱らせようとしていたが、はずみで餌を口から落とした。
親は何が起きたか理解出来ず、首を少し傾けてポカンとしていた。下に落ちたのに気づき(6)急いで地面に降りる(7)。餌を咥えて飛び去る(8)。これらの行動は初めて見たので興味深かった。

(1)

(2)

(3)

(4)

(5)

(6)

(7)

(8)
「コノハズク」
 コノハズクの雛は巣箱から顔を出したり、ひっこめたりして巣立ちが間近い様に思われた。4か所で営巣していたそうだが、成鳥2羽と雛を2か所で確認できた。
その1つ少し幼い?雛(9)の近くでは親(10)が葉陰からじっと雛を見守っていた。

(9)

(10)

(11)

(12)
「八東ふるさとの森 観察風景」

八東ふるさとの森観察場所

巣穴

撮影に集中する青山さん

探鳥会の皆さん
「一宮神社」
3時ごろ杉、檜に囲まれた1万7千坪の荘厳な雰囲気に包まれた「播磨の国の一宮 伊和神社」にお参りをして帰途につく。

 

一宮 伊和神社にて

 
その年により営巣するかどうか分からないので突然の探鳥会ではあったが、ブナ林の中、近辺ではなかなか見られない鳥に出会えて最高の1日を過ごす事が出来ました。
黒田さん、青山さん長時間の車の運転有難うございました。お疲れさまでした。(今西 記)

◇◇◇

 何年前になるでしょうか。朝日新聞に「炎の舞」の題名で赤い鳥の写真が載りました。それは八東町のアカショウビンの恋の舞いとのことでした。それ以来ずっとこの鳥に会いたいと思い続けていました。最初の機会は、3年前の八東探鳥会でした。然し出会えなくて鳴き声のみでした。昨年再び八東の森へ向かい巣はありましたが、親鳥には出逢えませんでした。ささやまの森には3回出掛けて、声すら聞くことは出来ませんでした。昨年の夏、何とか姿でもと京都動物園に出掛けて保護されているアカショウビンに出逢いました。可愛いらしい2羽でした。

 7月11日、急遽、八東探鳥会をしますとのご連絡を頂き、現地に10時45分に着きました。カメラマンの方達は多くはなかったです。
アカショウビンの巣は近くて、穴は7p位の大きさでした。10分も待たない内に親鳥がカエルらしき獲物を咥えて巣の近くの枝に止まりました。一瞬にして巣の前に行き、外から餌を与えて飛び去りました。スコープ、双眼鏡、私の目と、午前中この繰り返しを6回見ることが出来ました。ピカピカした大きな赤い口、赤い羽根、足まで赤い、腰に青色の斑、短いお尻を振ります。目の前で餌を運ぶ姿は「親の愛の舞」でした。野生の躍動する姿に言葉もありませんでした。

 午後、コノハズクの幼鳥が巣箱から顔を出していました。ころりとした子、鋭く耳を立てた子、それぞれ個性的でした。木の葉に隠れて、親鳥が子供達を見守っていました。
最後にもう一度アカショウビンを見に戻りました。餌をくわえた親が木の枝に止まり餌をとり落としキョトンとしまして、又餌を探してか?私達の見ている少し下の地面に飛び降りて、草の所で何かして消えました。初めて参加されて直ぐに出会えたラッキーな方、何年も掛かって出会えた私、幸せな探鳥会でした。

 この情報をキャッチして企画して下さった今西さん、直ぐに企画、出発と決めて実行して下さいました黒田講師、重い荷物とカメラで何時間も頑張られた青山さん、本当にありがとうございました。(山田逸)
記録/今西・山田逸、写真/青山、編集/平山
企画:今西・黒田

過去の探鳥会の記録はこちらをご覧ください。

武庫ネイチャークラブ

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