UP 2014.5.24 HRY

宝塚市立光明小学校3年生環境体験学習支援―

 「生きものつながりたんけんたい」 春季編


■ 日時: 平成26年 5月20日(火)   天候:曇
■ 場所: 県立有馬富士公園・三田市有馬富士学習センター
■ 目的: 春夏秋冬の1年間を通して、草や虫など植物や動物の色々な生きる姿を観察しよう!
       生きものどうし、食べたり食べられたり、どんなつながりがあるのでしょうか。
■ 対象: 3年生 1クラス36名
      (担任:岩井先生 付き添いの先生2名)  計39名
■ スタッフ: MNC 16名

≪有馬富士公園≫
1年生2年生では、校庭での自然を観察してきました。
3年生では、校庭よりもっと広い森林公園や川になどに出かけていきます。
四季を通して、生きものの生きている姿から、生きものどうしどんなつながりがあるのかじっくりと観察し、自然について学習していきます。
スケジュール
 9:00:MNCスタッフ JR新三田駅改札口集合 タクシーに分乗して有馬富士公園
 9:30:児童貸し切りバスで有馬富士公園へ到着
10:00:出会いの広場に集合(班別に整列)はじめの挨拶・諸注意
10:10:班ごとに自己紹介をして生きものの観察に出発
      ホオノキ(パークセンター裏)→出会いの広場→花のみち→花の講堂→野鳥観察シェルター→ターザン広場
      →茅葺きの東屋→草地の生態園→水辺の生態園
11:45:水辺の生態園(水辺の講堂)に集合
11:50:生きものクイズ
12:00:昼食
      春の草遊び・草や虫の名前を調べる。
13:00:水辺の講堂出発→草地の生態園→スカイデッキ→林の生態園→三田市有馬富士学習センター
13:20:三田市有馬富士学習センターで自由学習
14:00:今日のまとめ・感想発表・終わりのあいさつ 
14:30:終了 児童はバスで学校へ MNCスタッフ新三田駅へ
生きものつながりたんけんへ
シンボルツリーのケヤキも大きな自然であり、いろいろな生き物が住んでいることを学習した後、生きものたんけんに出かけました。

@はじめのごあいさつ

Aケヤキ
 
Bケヤキでの学習

広い有馬富士公園で、きょうはどんな生きものに出会えるでしょうか。五感を研ぎ澄まして観察します。


Cホウノキ

Dつかまえた!

Eオオムラサキのさなぎ

Fナナホシテントウ

G野鳥の声も聞こえたよ

Hカエル池のトノサマガエル

I草遊び

J生き物クイズ

K図鑑で虫の名前調べ

L何かいるかな

M有馬富士学習センターで

Nザリガニをつかまえられたよ

子どもたちの感想から(抜粋)

・葉っぱを開けたら毛虫がいた ・ザリガニをさわることができた ・クイズで正解してよかった ・オオムラサキの幼虫が見られた ・アリがイモムシを食べていた ・タカノツメの葉は、3つで1枚の葉でびっくりした ・本当のアリジゴクがみられた ・リュックにケムシがいてびっくりした ・アゲハの幼虫をみんなでみつけた ・キチョウをみつけた ・アブラムシがいろいろな虫の餌になっていた ・アブラムシをテントウムシが食べていた 等々。
見つけたり感動したりしたことがたくさんあったようです。
筆者雑感
 ヤマボウシやミズキが白い花をつけ緑いっぱいの有馬富士公園で、子どもたちは、植物や動物たちがどのように生きているのかじっくりと観察しました。タイミングよくアブラムシとアリとテントウムシの生きものつながりの関係を観察できた班もありました。虫に関心のある子ども・触るのも苦手な子ども・草花で遊ぶことの楽しさを知った子ども。それぞれ個性も違いますが一人ひとり得るものは大きかったのではないでしょうか。
センターの方から、今年はマムシが例年にくらべ多いということをお聞きし、ササの迷路の探検は取りやめました。観察中、野鳥観察の小道から少し離れたところにいたという目撃情報がありました。野外学習は、危険なこととも隣り合わせです。
我々スタッフも、子どもたちの健やかな成長を願って、子どもたちや自然から学びながら頑張りたいと思います。次回は、6月に仁川上流の広河原に生息する水辺の生物の観察です。
文・写真/村上、編集/平山
武庫ネイチャークラブ

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