―宝塚市立光明小学校3年生環境体験学習支援―
UP 2014.2.8 HRY
生きものつながりたんけんたい(冬季編)
鳥の話・武庫川野鳥観察&1年間の学習まとめ |
■日時: 2014年2月4日(火)
■天候: 曇時々晴 気温:7度 北風強し
■対象: 光明小学校3年生 38名
担任:熊本先生 補助教師:2名
■スタッフ: MNC19名
私たち武庫ネイチャークラブは、環境体験学習の目的、「子どもの頃から、驚きや感動を通して生命の不思議さやつながりを体感し、自然環境や生命を大切に思う心をはぐくむ」ことを念頭に、春(有馬富士公園)、夏(仁川広河原)、秋(宝塚自然の家)、冬(武庫川河岸)の四季にあわせてフイールドを変え、環境体験学習を進めて参りました。今回は最後の冬季編を鳥の話と武庫川河岸での野鳥観察そして1年間の学習のまとめとしての、生きもののつながりについて学習しました。
スケジュール 8:30 スタッフ、多目的室に集合 諸準備・打ち合わせ 8:45 児童、多目的室に集合 8:45 始めのあいさつ 熊本先生・軸屋さん 8:50 鳥の話 黒田(捷)さん 9:30 9班編成で武庫川に出発 各指導スタッフ 9:50 武庫川河岸で野鳥観察 各指導スタッフ 10:30 武庫川河岸出発(学校へ) 各指導スタッフ 11:00 多目的室: 鳥合せ 各指導スタッフ 11:15 生きものつながり1年間のまとめ 軸屋さん 11:50 児童感想発表 軸屋さん 12:10 終わりのあいさつ 熊本先生 12:15 終了 |
《鳥の話》
(黒田(捷)さん 於:多目的室)
これまでの学習で生きものをいろいろ見てきました。陸上には昆虫類、哺乳類などがいます。水中には何がいましたか? 空には何がいますか? そうです! 今日は野鳥の勉強をします!!
どんな鳥を知っていますか?に始まり、鳥の特徴、渡り鳥の話、世界で野鳥の種類は?等々スライドを見ながら、対話を重ねながら鳥のことについてたくさんのことを勉強しました。 事前に勉強をしていたのか、児童たちはいろんな事をよく知っていました。
スライドから抜粋
《野鳥観察》
(於:武庫川河岸)
観察指導:班指導スタッフ スコープ指導:黒田(捷)、岡田、村瀬、木村(俊)、野村の皆さん
前日までの春の様な気候から一転、真冬に逆戻りの寒い日になりましたが、児童たちは元気に武庫川河岸に野鳥観察に出かけました。武庫川にはたくさんの鳥が泳いでいました。 双眼鏡の使い方もなかなか上手に出来ているようです。スコープを眺め「ワ~きれい!」の歓声も・・・
北風も強く、小雪もパラつく天候で、寒さも増してきたので野鳥観察は早めに切り上げました。
野鳥観察(武庫川右岸)
《鳥あわせ》
(於:多目的室班指導スタッフ)
多目的室に帰り、班ごとに指導スタッフとともに鳥あわせをしました。 みんなで20種の鳥を観察することが出来ました。
観察できた鳥(各班観察シートから)
1. ムクドリ、2.ドバト、3.ハシブトガラス、4.ハシボソガラス、5.ヒヨドリ、6.コガモ、7.コサギ、8.ユリカモメ、9.ヒドリガモ、10.マガモ、11.オカヨシガモ、12.カイツブリ、13.スズメ、14.ダイサギ、15.セグロセキレイ、16.アオサギ、17.トビ、18.ハクセキレイ、19.イソシギ、20.タヒバリ
1.ムクドリ
2.ドバト
3.ハシブトガラス
4.ハシボソガラス
5.ヒヨドリ
6.コガモ
7.コサギ
8.ユリカモメ
9.ヒドリガモ
10.マガモ
11.オカヨシガモ
12.カイツブリ
13.スズメ
14.ダイサギ
15.セグロセキレイ
16.アオサギ
17.トビ
18.ハクセキレイ
19.イソシギ
20.タヒバリ
《生きものつながりたんけんたい・1年の学習まとめ》
(於:多目的室 軸屋さん)
春:有馬富士公園(5月24日)
夏:仁川広河原(6月18日)
秋:宝塚自然の家(11月21日)
冬:武庫川河岸(2月4日)
5月・有馬富士公園、6月・仁川広河原、10月・宝塚自然の家、今回2月・武庫川河岸の4回の学習を振り返りながら、生きものは「食べる、食べられる」の関係によって次々とつながっていることを、スライドを見ながら、また児童と対話を繰り返しながら学習を進めました。ギフチョウとカンアオイの関係等々1種類の生きものの絶滅も全体の絶滅につながることを知ってもらいました。そして、自然環境を守り、生きものを大切にと・・・結びました。そして、児童たちに宿題として、みんなで「生きものつながりピラミッド」を作ってもらうこととして、1年間もまとめと致しました。
スライドから抜粋
児童たちとは1年生から3年間ともに学んできました。最後に“3年間ありがとうございました!”のお礼の言葉と握手やハイタッチでお別れしました。
《結び》
光明小学校の学習目的=「人も自然環境の中にある。その自然の中で生き物のつながりを見つけてこそ、人も自然もお互いに支え合い、生かされていることがわかる」=ことを学ぶ環境体験学習のお手伝いを引き受けて、今年で3年目になりました。
1年生では“しぜんとおともだちになろう”、2年生では“校庭の生きものをさがし、観察して、生きもの地図をつくろう”、そして3年生では春、夏、秋、冬の四季を通して、自然を観察し、体感して“生きもののつながり”をともに学んできました。
児童たちはこの3年間で間違いなく体力、知力、表現力等大きく、たくましく確実に成長しました。
これからも児童たちが自然、環境に関心を持ち、自然に感動し、自然を大切に思う心を持って、感性豊かに大きく育ってほしいと心より願っています。(完)
文・写真/坂本、スライド/軸屋、編集/平山
企画:軸屋幹事
武庫ネイチャークラブ
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