UP 2012.3.23 HRY
甲山森林公園 2013年3月度 公開観察会(NO.35)
日時:2013.3.17(日) 10:00〜15:00
     天気 晴

内容:公園内の樹木観察
     自然工作:写真立て
来場者:家族連れ等 41組 112名(大人67名、子ども45名)
スタッフ:武庫ネイチャークラブ 29名(男21名、女8名)

本日の概要

1観察
 奈良時代には花と言えば「ウメ」を指していましたが、平安時代から「サクラ」が愛好され始めたようです。
甲山森林公園にはこの時期、ウメ、ヤブツバキ、ミツマタ、サンシュユ、ヒサカキ、ホトケノザ等の春を告げる花が咲きだしてきましたが、
観察コースの「みくるま池」周辺では目立った花がありません。
 受付デスクの実体顕微鏡には、ミツマタの花をセットし、デスクの上にはヒサカキの雌花、雄花をベニバナヒサカキの雌花、雄花を、
子供達にはオカダンゴムシを準備しました。また、工作見本として、草木や小枝で作った写真立を展示。
2.看板に掲示した植物の写真
 ウメの花(紅梅、白梅)、ヤブツバキ、ヒイラギナンテン、ミツマタ、アジサイ・タラ(冬芽)
3.工作
 草木や小枝で写真立
4.その他
 工作会場を事務所2皆に設営の為、 受付案内を2か所に設置(正面入り口と事務所横)
観察コースと主な樹木

ミニ自然工作
(写真立て)

観察案内
 春とはいえ日陰では肌寒く、午前中の来場者ほとんど有りませんでした。観察案内担当者は、手持無沙汰でしたので自己研修に出掛けていきました。11時半を過ぎて、陽射しも温かくなってきましたので、お弁当を持った家族ずれが目立ち始めました。
 ミツマタの花をセットしてある実体顕微鏡を覗いて、これ何の花?といった質問や、「わー綺麗」と言って、正面入り口に咲いているミツマタの花を見に行っていました。また、ダンゴムシに興味があって、手の平に乗せて遊ぶ子供や、最初は怖がっていたが、触ると丸くなるダンゴ虫に興味を持ってきた子供や、「ダンゴ虫は昆虫の仲間ではなく、甲殻類の仲間だよ」と、教えてくれる子供もいました。
 自己研修の時に探してくれた、4種類のヒサカキ(雄花、雌花、紅色雄花、紅色雌花)について、ルーペで観察したり、匂いを嗅いで、目立たない花を熱心に観察していました。受付デスクも、お昼ごろから人出が増えて、例月通り、多くの親子が訪れ賑やかになってきました。中には、岡山や、京都伏見から来られた方にも観察会を楽しんで頂きました。

受付で

ヒサカキ雄花・雌花

ベニバナヒサカキ雌花

正門前のミツマタ 

観察路の草木


ウメ

サンシユウ

ミツマタ

リンゴツバキ

ヤブツバキ

タラノキ

アジサイ

ヒイラギナンテン

ネコヤナギ

モチノキ
工作(会場;2階事務室)
 受付場所で展示してある写真立の説明を聞いて、一目散に会場に足を運ぶ来場者や、お昼御飯を食べてから工作を楽しまれる来場者等、工作の人気は根強いものが有ります。希望者が多くて、会場が手狭なため時間調整が必要な時間帯も有りました。自分の思い通りの作品を作って満足して帰って行きました。中には、年甲斐もなくハートの図柄を作りましたと言って、作品を披露して下さった熟年ご夫婦もいました。多くの親子が訪れ、楽しんで頂だきました。

会場は2F事務室

工作受付で

材料キット:段ボール、セイタカアワダチソウ等
 
親子で

出来上がりを見て!
 
ご家族で


まとめ・感想
平成24年度の最後の観察会も晴天に恵まれ無事終了する事が出来ました。昨年4月から8回開催しましたが、名称を「小さな自然観察会」から「ファミリー自然観察会」に変更して、公園に遊びに来る親子を中心に自然観察や工作を楽しんで頂きました。
年間千人を超す参加者の中で、子供・幼児は半数の五百人もいて、ファミリー自然観察会に相応しい行事であったと思います。来場者からの感想を聞いていると、「公園に来て良かった、もう一度来たい」と思われる様な言葉を聞くようになってきました。

次回の観察会は4月21日(日)です

文/永田、写真/永田・平山、編集/平山

武庫ネイチャークラブ

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