UP 2012.10.25 HRY
甲山森林公園 2012年10月度 公開観察会(NO.33)
日時:2012.10.21(日) 10:00〜15:00
     天気 晴

内容:公園内の樹木観察
     自然工作:小枝のカブトムシ
来場者:家族連れ等 56組 172名(大人95名、子ども77名)
スタッフ:武庫ネイチャークラブ 33名(男20名、女13名)

本日の概要

1.観察
 受付デスクに昆虫類(アゲハチョウの幼虫と蛹つきのミカンの葉(超目玉となった)、テントウムシ、カマキリ等の展示、実体顕微鏡にセットしたチョウの標本。
果実種子(ナツメ、コブシ、タイサンボク、アレチノヌスビトタビ)の展示。
案内板に掲示した写真(ハナノキ、みくるま池、モミジ、ドングリ(アベマキ・クヌギ、アラカシ、コナラ)草本(セイタカアワダチソウ、ヤクシソウ、ミズヒキ)
案内板に取り付けた実物(イロハモミジ、アケビ、コブシ、ドングリ6種類)
紅葉する樹木の観察、草花の観察、ドングリ集め、秋の虫の観察等、来場者の要望によって観察テーマを決める。コースはみくるま池のコース、事務所横のコース等、案内者に合わせる。

2.工作
 小枝を使ってカブトムシ作り
観察コースと主な樹木

ミニ自然工作
(小枝のカブトムシ)

観察案内
・園内に入ってくる家族連れのほとんどに、案内板や、展示物に興味を持って貰うように声を掛け、足を止めて貰いました。
・小学生、子供達はチョウの幼虫・蛹(大人にもインパクト大)に歓声を上げ、昆虫の変態にも熱心に聞き入っていました。
・昆虫大好きな親子もおれば、父親が捕まえたカマキリを見て泣き出す子供もおり、会場付近は子供達の声で賑わっていました。
 来場者の要望は草花、樹木の観察や、虫や昆虫の採集・観察、ドングリ収集等それぞれ違う為来場者の要望にこたえるように公園内を案内しました。
 中には、工作のカブトムシに興味があって、植物観察には行かずに工作会場に足を運ぶ親子連れも見受けられた。
・行楽シーズンの時節で、道路で駐車場の空くのを待っている家族連れの車が例月より多くありました。そのため、観察会に活気が有り、観察案内担当者が不足する時もありました。

受付で

受付でアゲハチョウの生態観察

虫かごの中での出来事


「オオカマキリ」が「ハラビロカマキリ」を捕食
 

ハラビロカマキリの腹に寄生していた
「ハリガネムシ」が出てきた 長さ28cm

秋の気配ただようみくるま池

ヤクシソウ

リピーターのご姉妹を案内する

若い方も観察を希望
工作
秋晴れの清々しい野外で、多くの参加者に囲まれての工作風景はシーズンを通じて最高の会場でした。今月の工作は「小枝でカブトムシ作り」です。工作研修会では材料の加工に汗を流して準備をしましたが、例月通り多くの親子が訪れた為、途中で材料を急遽準備しなければならなくなりました。今日の工作で事前に準備した120匹のカブトムシが飛び立ったのはお昼過ぎでした。
来場者も、指導する担当者も満足した様子で、楽しんで頂けました。
祖父と孫の会話の中で「工作で作ったカブトムシを持ちながら嬉しい顔をして、祖父と会話をしている光景」が、印象的であった。・・この感想の言葉が今日の工作会場の全てを表しています。

開店準備中

子どもたちにはすこし難しかったかな

作品 カブトムシその1

作品 カブトムシその2

講座生14名

実習風景
まとめ・感想
・ 講座生の実習として14名(当初予定の約2倍半)も引き受けましたが、メンバーの協力を得て無事に終了した事に感謝しています。
・ 観察案内、工作指導共に、自然とのふれあいを通じて、来場者と共感を共有することが出来て、満足した一日でした。また、来場者の中にはリピータ客も多く含まれていて、観察会も定着してきたような気がします。
・ 観察案内に興味を持ってもらうには受付でのインパクトが大切であることが分かりました。
・ 受付への案内で、子供向けのミニ工作の効果が有ったようです。(イチョウの葉で作ったウサギの顔、ネコジャラシのウサギの耳)
・ 観察案内に興味を持って貰う為の諸策に悩んでいましたが、今回の観察会でヒントを貰ったような気がします。(昆虫の生態と、植物の関連)

次回の観察会は11月18日(日)です

文/永田、写真/今西、編集/平山

武庫ネイチャークラブ

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