UP 2012.5.23 HRY
環境体験学習支援
光明小学校2年生 校庭の生き物さがし
■日時:2012.5.22(火) 9:00〜12:00
天気 くもり
■場所:宝塚市立 光明小学校 校庭・教室
■テーマ:校庭の生き物をさがそう、1年生にお話できるようになろう
■対象:2年生39名
1組 5班 20名(清水先生)
2組 5班 19名(中村先生)
■MNC:18名
学校の中にいる生き物を探そう。校庭のどんなところでどんな生き物が何をしているのかな。花壇・木の葉っぱの表や裏・草むらの中・石の下・枯れ葉の下など、校庭で遊んでいるときには、気がつかなかったことを今日はたくさん発見してみましょう。そして、一年生にお話ができるようになろう。
校庭の生き物をさがそう(9:00〜10:00)
出発前のごあいさつ |
各班で自己紹介 |
花壇・木の葉っぱの表や裏・草むらの中・石の下・枯れ葉の下など班で観察したことを書けるようにしましょう。観察の最後に、足が6本ある虫を捕まえましょう。足の数が解りにくいときは、それも虫取り籠にいれて、教室でよく調べましょう。
<どんな虫が見つかったかな>
画像はクリックで拡大
生き物の絵を描いてみよう(10:10〜11:00)
捕まえた生き物をポリエチレンの袋に入れて、背中側とお腹側から良く観察します。そして絵に描いてみます。どんな生き物がどんなところにいたか前の壁のおおきな樹のパネルに貼ってみましょう。
しっかり観察して、絵に描いて、パネルに貼ってください(岡田さん) |
どんな虫が見つかりましか。しっかり観察してみましょう
絵に描いてみます
キアゲハの幼虫です
2年1組
1班
なみてんとう、だんご虫、ごみむし、がの幼虫
2班
だんごむし、ゴミムシ
3班
なみてんとう、ハサミムシ、アシナガバチ
4班
ダンゴムシ、てんとう虫、ダンゴ虫、とんぼ
5班
キアゲハの幼虫、カミキリムシ、てんとう虫の幼虫
2年2組
6班
なみてんとう、がの幼虫
7班
いぼがえる、てんとう虫、はち
8班
カメ虫、イボガエル、ががんぼ、あり、ちょうちょ
9班
とんぼ゙
10班
ヤスデ、ハムシ、ヒメコガネ、コロギス、テントウムシ、オナガシジミ
昆虫のお話し(黒田展弘さん) と生徒発表(11:00〜12:00)
昆虫のお話。ハチには注意しましょう
昆虫は足が6本、体は頭、胸、腹の3つに分かれています。胸のところに足が6本、羽が4枚ついています。頭に眼が2つ、触覚が2本です。昆虫は卵、幼虫、さなぎ、成虫の順で成長していきまが、卵は何百も何千も生むものがあります。幼虫は草や木の葉など植物を食べますが、全部が成長したら植物はなくなってしまい、自分たちも食べ物がなくなって死んでしまいます。でもそうはなりません。ほかの動物の餌になったりして生き残るのはわずかです。校庭にはテントウムシがたくさんいましたが、アブラムシを食べて生きています。このように木や草や虫が互いにつながりあって生きています。今日つかまえた生き物はきびしい自然の中で生き抜いてきた虫たちです。大事にしてあげましょう。1年生にお話してあげましょうね。
班長さんの発表です |
生徒一人ひとりから描いた絵について気づいたことや面白かったことをお話していただきました。また最後に各班長さんから今日の感想発表がありました。
・くもの巣がたてとよこでできていることがわかった。 ・だんご虫を虫めがねでみたら足が14本もあった。 ・てんとう虫がからを脱いでいるのが見えて、ふしぎだった。 ・きょうはじめてかえるをさわってドキドキした。でも気持ちよかった。 ・昆虫に足が6本あるこを知りました。 ・とんぼの羽がきらきら光っていた。 |
終わりに
最後に、つかまえた虫たちを元の場所に返してあげました。何もいないと思った校庭ですが、沢山の小さな生き物に出会いました。自分でつかまえて、しっかり観察して、正確に絵に書いてみて、そして大きな木と草むらのパネルのどこにいたかを思い出して貼ってみる。まさに自然の総合体験学習でした。短い時間でしたが、生徒一人ひとりがきらきら輝いてみえた授業でした。
企画・資料/岡田、文・写真・編集/平山
武庫ネイチャークラブ