UP 2012.1.23 HRY
―宝塚市立末広小学校3年生環境体験学習支援―

生きものつながりたんけんたい(冬季編)

鳥の話・武庫川河岸の野鳥観察
&生きもののつながりたんけん1年間の学習まとめ
■日時:2012.1.18(水) 快晴
■場所:末広小学校 視聴覚室・武庫川河岸
■対象:末広小学校3年生 62名
■スタッフ:MNC 22名
 環境体験学習の目的、「子どもの頃から、驚きや感動を通じて生命の不思議さやつながりを体感し、環境や生命を大切に思う“こころ”をはぐくむ」ことを念頭に、春、夏、秋、冬の四季に合わせて、季節の移り変わりも体感しながら、命の営みやつながり、命の大切さを伝えるよう努めてきました。この冬季編がいよいよ最後の授業です。“鳥”の話と武庫川河岸で野鳥観察、そして4回のまとめとして“生きもののつながり”の話で1年間の締め括りこととしました。

― 野鳥観察 ―
(1)鳥のお話し

(視聴覚室 黒田捷洋さん)
 野鳥観察の前に黒田捷洋さんから、映像を見ながら鳥のことについて事前に勉強しました。世界で一番大きな鳥、小さい鳥のこと・・・等をたくさん教えてもらいました。キジやヤマドリの尾、ウグイス、カラス、ヒヨドリの巣とタマゴ(疑似)も見せてもらいました。黒田さんの問いかけに、元気よく手を挙げて、大勢の児童が応えてくれました。鳥のことについて児童達が多くのことをよく知っているのに感心しました。勉強終了後、双眼鏡の取り扱いかたも教わり、武庫川河岸へ野鳥観察に出かけました。

鳥のお話し(黒田(捷))
 
鳥の巣と卵
 
ヤマドリ・キジの尾羽
スライドから抜粋
(2)野鳥観察

(武庫川河岸 各班リーダー)
 快晴の冬空のもと、武庫川河岸に野鳥観察に出かけました。スコープを通して見るカモたちの姿に「かわい〜!」、「わあ〜きれい!」、「すごい!」などの歓声を上げながら眺めていました。わづか1時間余り間に22種の野鳥を観察でき、児童達に学校の近くでも多くの鳥がいることを実感してもらいました。

武庫川河岸で

フィールドスコープで水辺の鳥を観察 

コガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモなど

鳥あわせ
観察できた鳥(班リーダー観察シートから)
1. ハシブトカラス 2.ハシボソカラス 3.コサギ 4.アオサギ 5.ユリカモメ 6.カワウ 7.ヒドリガモ 8.トビ 9.スズメ 10.オカヨシガモ 11.オナガガモ 12.コガモ 13.カワラヒワ 14.ドバト 15.ヒヨドリ 16.ムクドリ17.イソシギ 18.セグロセキレイ 19.ハクセキレイ 20.コブハクチョウ 21.モズ 22.シジュウカラ

ハシブトガラス

ハシボソガラス

コサギ

アオサギ

ユリカモメ

カワウ

ヒドリガモ

トビ

スズメ

オカヨシガモ

オナガガモ

コガモ

カワラヒワ

ドバト

ヒヨドリ

ムクドリ

イソシギ

セグロセキレイ

ハクセキレイ

コブハクチョウ

モズ

シジュウカラ

― 生きものつながりたんけん隊 まとめ ー
(視聴覚室 岡田純子さん)

@宝塚神社(6月10日)

A末広中央公園セミとり(7月14日)

B宝塚自然の家(10月18日)

C武庫川野鳥観察(1月18日)
 映像を使い4回(宝塚神社・セミ・自然の家・武庫川)の体験学習を振り返りながら、食物連鎖についてカレーライスを例えに、植物、昆虫、鳥、動物、人間らの関連について児童達と対話をしながら話をすすめていきました。 草を食べる昆虫、樹液吸う昆虫、果実や昆虫を食べる鳥、野ネズミやウサギを食べるキツネやタヌキ・・・等々。生きものは食べたり、食べられたりしてお互いがしっかりつながっていることを学びました。

生き物のつながりのお話し(岡田)

スライドから抜粋


1年間の感想やお礼を述べる児童
 最後に児童代表6名がMNCスタッフに向かって「知らない花や鳥のことをたくさん教えてもらってありがとう」の1年間の感想を交えたお礼の言葉を述べてくれ、名残り惜しんでくれました。私達もウルルン〜ときて、急遽「私たちも一緒に勉強でき楽しかった。これからも自然にも興味もってしっかり勉強してください。またどこかで会えるでしょう。忘れないでね!」と応え、終了としました。
MNCスタッフ活動

―追伸

3月8日、先生の指導でつくられた食物連鎖ピラミッドが児童たちの礼状とともに送られてきました。

文/坂本、写真/坂本・平山、編集/平山
武庫ネイチャークラブ
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