UP 2011.12.6 HRY
甲山森林公園 2011年11月度 公開観察会(NO.26)
甲山森林公園 小さな自然観察会

ご一緒に園内の自然観察に行きましょう


<晩秋の甲山とみくるま池 2011.11.20>
日時:平成23年(2011年) 11月20日(日) 
      9:30〜15:00  天気:晴
場所:県立甲山森林公園 正門前・みくるま池周辺
内容:自然観察&ミニ自然工作
来場者:家族連れ等 36組 137名(大人 75名、子ども 62名)
スタッフ:武庫ネイチャークラブ 35名

       講座生 9名
 前日の雨も上がり、晴れ間の広がる天気になりました。甲山は紅葉が始まり、みくりが池周辺はモミジやラクウショウが色づいています。今年の秋は、暖かい日が続き、紅葉も遅れ気味のようです。
 スタッフの出足は早く、定刻30分前から会場の設営にかかっています。工作の場所は足場が悪いため、日当たりのよい場所に変更です。前月に続き、シニア自然大学校の講座生9名を受け入れました。ミーティング会場は、いつもより多い35名の会員と講座生で満席。今日の話題は天狗のはうちわの"ヤツデ"です。両性花ですが花弁と雄しべが散ったそのあとに雌しべができる。自家受粉を防ぐ植物の知恵に感動です。
 さて、今月の観察のポイントは紅葉と果実、工作はヤシャブシの小鳥さんです。入場者は雨上がりのためか、午前中はさっぱり伸びません。子ども会や、シニアの団体が目立ちましたが、彼らは予定の行動があるため立ち寄ってはくれません。しかし、午後からは急に家族連れが多くなり、工作では一時空席待ちになるほどの盛況になりました。結局は、36組137名と先月に続いて多くの方に入場いただき、深まりゆく秋の公園を楽しんでいただきました。
観察路と主な樹木(秋)

ミニ自然工作


ヤシャブシの小鳥さん
 ―観察―
 今月の観察の目玉は紅葉と秋の果実です。正門受付の看板を飾るのは、ヤツデのほか、カマツカ、クロガネモチ、マユミなどの赤い実です。受付台に並ぶはその実がアンモナイトに似たアオツズラフジです。
 入園してくる家族連れやグループに、案内板のお花を説明したり、実体顕微鏡を覗いてもらったり、スタッフの巧みな誘導で観察に、工作に導きます。子どもにせがまれて工作に直行する家族が多い中、8組ほどの観察希望者があったのは良しとしましょう。正門、南門付近とみくるま池周辺を案内しました。講座生は、専任幹事の説明を受けたり、ベテランスタッフの案内に同行していました。

正門受付で
 

ガイドするMNCスタッフ

紅葉のみくりが池
<観察路の花や実>

カマツカ

クロガネモチ

ソヨゴ

タイサンボク

タチバナモドキ 

ドウダンツツジ

ニシキギ

ハマヒサカキ

コマユミ

ヌルデ 

ヤツデ雄花

ヤツデ雌花
工作
 工作は、六甲名物のヤシャブシの実を使った小鳥さんです。絶好の日和で、早くから準備を整え来園者を待ったのですが、午前の出足はいま一つでした。午後からは急激に増え、一時は席がなくなるほどの盛況で、講座生の応援をいただきながらなんとか対処することができました。見本にある小鳥やフクロウばかりでなく、ヒマラヤスギの球果やドングリを応用した創作品も出来上がりました。

暖かい日向で工作

小鳥やフクロウ

創作1

創作2
―まとめ
 本日は初めての試みとして、入場者に簡単なアンケートをとり、観察や工作の感想を聞いてみました。
 その結果は、回収37通のうち「楽しかった」一言でも記入してたのが、34通もありました。大半が「楽しかった」「子供が大変喜んだ」との感想でした。中には「子供以上に私が楽しんだ」と言うのもありました。
地元西宮市で初めての来園、受付で声をかけられてが圧倒的に多いです。リピーターは7組で、中には毎回の方もおり、うれしい限りです。

アンケート結果はここをクリック

講座生の感想は?大変好評だったようです。入会を歓迎いたします。

最前列でヤツデの説明を聞く講座生

実習を終えて講座生の皆さん(中央9人)と 

次回の観察会は来年3月18日(日)です

文/平山、写真/今西・平山、編集/平山

武庫ネイチャークラブ

トップへ戻る

inserted by FC2 system