UP 2011.10.19 HRY
甲山森林公園 2011年10月度 公開観察会(NO.25)
甲山森林公園 小さな自然観察会

ご一緒に園内の自然観察に行きましょう


<秋の甲山とみくるま池>
日時:平成23年(2011年) 10月16日(日)
     10:00〜15:00  天気:晴
場所:県立甲山森林公園 正門前・みくるま池周辺
内容:自然観察&ミニ自然工作
来場者:家族連れ等 54組 166名(大人 98名、子ども 68名)
スタッフ:武庫ネイチャークラブ 29名

       講座生 6名
観察
受付の横にある案内板で観察出来るアケビの実やゲンノショウコの花や実、クモ、チョウの説明。受付デスクでは、実体顕微鏡でアレチノヌスビトハギの実についている毛(鉤)の観察、ドングリ当てクイズ、アケビの実の説明。その後、参加者の好みによって、ドングリのあるコースやみくるま池を中心とする観察コースを案内。

工作
ドングリ、殻斗等を使って、クリボウ、トトロ、アンパンマン等の工作
昨夜来の雨も上がり、爽やかな陽気でしたが、工作会場は湿った所を避けて8時半から会場の設営準備に取り掛かりました。朝のミーティングは事務所の2階が使えないため、工作会場の広場で行いました。今回、シニア自然大学校の実習生6名を受け入れることになっていましたので、ミーティング時に2班に分け、午前・午後、それぞれ観察コース、工作コースを実習しました。
 10時からの会場を待たずに9時45分に茨木市からの参加者が有りましたが、その後公園への来場者が少なく、気をもんでいました。11時ころから増えだし、お昼ごはんを挟んで2時ごろまではピークでした。
 14時30分に受付を閉めましたが、来場者は166名で大盛況でした。また、子供の参加者も多く和やかな観察会でした。
観察路と主な樹木

ミニ自然工作


クリボウ
 ―観察―
 案内板に飾ってあるクリボウが子供達の興味を駆り立て、案内板の前で立ち止まる来園者が目立ちました。受付デスクの上に置いてあるドングリで、子供たちにドングリ当てクイズをしましたが、ドングリについて知識の豊富な幼稚園児に驚きました。アケビの実の話、アレチノヌスビトハギの実が衣類につく理由を実体顕微鏡で詳しく観察をしながら、マジックテープの発見の話等を交えて、植物について関心を持ってもらいました。
子どもたちはドングリに興味が有るので、ドングリ林の中を案内してドングリ拾いも楽しんでもらいました。また、アケビに興味を持っている参加者には、みくるま池コースの現地を案内しました。
また、講座生の実習を兼ねて、ベテランスタッフが模範演技をしながら現地を案内して歩きました。

正門入口で

大きなポスターに足をとめる人

観察風景

みくりが池
<観察路の花や実>

アレチヌスビトハギ

イヌザンショウ

イヌビワ

イロハモミジ

クロガネモチ

コミカンソウ

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ

コムラサキ

シラカシ

ミツバアケビ

ヤブツバキ

<虫たち>


ジョロウグモ

スズメバチ

フキバッタ

ホタルガ

カマキリ
工作
天候に恵まれ絶好の工作日和となり、手ぐすねを引き来園者を待ったのですが朝からの出足はいま一つでした。少し気をもんだ頃から次第に増え大繁盛で喜ばしい限りでした。工作テーマをクリボウに絞った事や、勉強会でメンバーのスキルアップを図ったため、盛況の割には、段取り良く事が運びました。

ドングリの材料集め

クリボウをつくる女の子

子どもたちに人気のクリボウづくり
本日のまとめ・感想
今回は松生様、肥塚様、飯盛様、笠間様、小林様、大地様から感想を頂きました。また、講座生の皆さんに一口メモで感想を聞かせて頂きました。有難うございました。
 まとめ
 前日の雨の影響か午前中は参加者が少なかったが、午後になり親子連れの姿が多くなり盛況でした。
ドングリクイズ、アケビの実、アレチノヌスビトハギの細かい鉤の実体顕微鏡での観察は参加者に親しみを持たれたようです。また、工作でもドングリを使って、親しみやすいキャラクターのアンパンマン、トトロ等も幼児に喜ばれた様です。早速子供の手提げや水筒の紐に堤げるお母さんもあり、親子ともども喜んでいただけて、スタッフも嬉しく思いました。
観察
1. 家族ずれ(祖父母、母親、子供)の案内で、樹木に知識がある祖父が、案内者の説明を家族に説明しているのは微笑ましかった。また、2人の子供はドングリ拾いに熱心で、アラカシ、シラカシスダジイ、ツブラジイをたくさん集めて喜んでいたのが良かった。子供が退屈がらずに嬉々として付いてきてくれたのが印象的だった。
2. 午後から、観察希望者も多く、樹木の話も真剣に聞いてくれて良かった。特に親子4人(小学生、幼児)のうち小学生への樹木の説明で葉や実の形や色や感触で伝えて、喜んでもらえたのは最高!
工作
1. 工作グループは午前閑散、午後大繁盛の一日。工作を指導しながら親子との会話も楽しいが、フランス人を父親に持つ兄弟が参加。フランスでもドングリ細工はある由。新しい発見。
2. 大盛況にも拘らず、スムーズに流れたのは工作工程が単純だったのが良かったのではと思いました。快晴の下、工作に来て頂いた方々の笑顔に嬉しく思いました。
3.子供には簡単で可愛く、アニメの要素があるのでとても喜ばれていた。又いつも来られている高齢の姉妹の方も子どもにかえった様に楽しそうに作られ大事に持ち帰られるを見て、癒しの効果があるのだと痛感した。

講座生教育実習
講座生の一口メモ(要約)
・贅沢な観察会であった感じです。工作は材料が沢山あって、作品もたくさん作って楽しみました。
・教えるのが大変だったので、後ろから見ているだけでしたが、有意義な実習でした。
・なかなか覚えられないので、アセビの話だけでも覚えればと思って観察会について行きました。
・楽しかった。勉強になりました。
・日頃の講座の午前・午後の講座を受けたようで、勉強になりました。
・孫も娘も応援に来てくれて、観察や工作に大喜びでした。また、連れていけと言われそうで、嬉しいような、怖い様な感じです

次回の観察会は11月20日(日)です

文/永田、写真/今西・永田、編集/平山

武庫ネイチャークラブ

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