UP 2011.10.9 HRY

-環境体験学習支援−

宝塚市立末広小学校3年・生きものつながりたんけんたい(秋季編)

■日 時: 10月7日(金) 9:00〜13:40 天候: 快晴
■場 所: 宝塚市立「宝塚自然の家」と西谷「辰家農園」
■テーマ: 学校を離れ、宝塚市郊外の豊かな自然のなかで、
        生き物のつながりを学ぶ
■対 象: 末広小学校3年生児童62名
        1組(池内学級) : 1班〜 6班 31名
        2組(松本学級) : 7班〜12班 31名
       担任教師2名 教頭先生 教師2名 計67名
■MNCスタッフ: 17名
〜主旨〜
 今秋で3回目西谷の自然豊かな「宝塚自然の家」をフイールドに生き物のつながりを学ぶ事とした。「宝塚自然の家」では絶滅危惧種のギフチョウの飼育に力を入れている。ギフチョウの話(生態)をするなかで、自然環境を大事にすることの大切さを学び、歴史民俗資料館を見学しながら、生活の必要性から自然環境を守ってきた昔の農家の暮らしを知ることによって、何かを感じてとってもらいたい。また、「宝塚自然の家」の森にどんな生き物がいるか、どんな木に、どんな実がなっているかよく観察し、樹木や実と昆虫・野鳥との関係をじっくりと学習する。

 〜スケジュール〜

  9:00 児童 「宝塚自然の家」の田んぼに到着  ギフチョウの「稲穂アート」を見学
  9:30 ギフチョウのお話(全員)    (講師:MNC・黒田展弘さん) 
  9:50 12班に分かれ「生きものつながりたんけん」に出発
       [探検ルート]:事務所前→ギフチョウゲージ→歴史民俗資料館→体験学習室→天文台
              →ギフチョウゲージ→事務所前→アカシア広場→散策路→多目的広場→松尾湿原
  11:00 多目的広場 捕獲した生き物の同定(講師:MNC黒田展弘さん)
  11:30 昼食 (多目的広場)
  12:25 「宝塚自然の家」から「辰家農園」へ移動 (児童:貸切バス、MNC:自家用車)
  12:40 「辰家農園」で芋ほり 
  13:30 学習のまとめで終了  *あとに宝塚小学校100名以上が待機のため早めに終了

ギフチョウ田んぼアート

〜生きものたんけん〜

 “天高く馬肥ゆる秋”、天気は快晴、秋晴れの気持ちの良い気候です。朝、バスに乗って児童62名と先生達は「宝塚自然の家」稲穂アートのある田んぼで途中下車。黄金色に輝く稲穂の中にギフチョウが浮かぶ姿に感動、見学のあと徒歩で移動、事務所前に待ち受けるMNCスタッフと7月以来の感激の再会、班別に着席し全員で黒田さんの「ギフチョウのお話」を聞く。生き物にはそれぞれの棲める環境や生きるための食べ物(餌)が必要であること等を学ぶ。
班別に分かれ自然豊か森を散策、秋の植物や実など観察し、食べることができる木の実のあることも知り、味見も経験して鳥の気分になる。また、古民家を見学し昔の農家の暮らしや、農機具等も知る。多目的広場や松尾湿原で昆虫探しに熱中、バッタやチョウ等捕獲した生きものを黒田さんに同定してもらい今回の「たんけん」を終了する。
「辰家農園」へ移動、芋ほりを楽しんで帰路につく。

<ギフチョウのお話>


ギフチョウのお話し(黒田(展)さん)
 
ギフチョウ飼育ケージの前で

冬眠中のギフチョウのサナギ

カンアオイ

ギフチョウ

<古民家で>


古い昔の農家です

古民家の内部見学中

<生きものたんけん>

 
この木の実は何だろう

何かいた・・・

新しい発見が

観察記録詳細はこちら(村瀬ノート)

<いもほり体験>


いもほりを楽しみました

最後のまとめ(辰屋農園で))

〜MNCスタッフ活動〜

 
MNCスタッフ参加 17名

班分けと担当

3年生1組 31名 池内学級

3年生2組 31名 松本学級

1班 5名

井上

7班 5名

軸屋・宮川

2班 5名

星野

 8班 5名

三橋

3班 6名

木下晃

 9班 5名

黒田展・小林

4班 5名

村瀬

10班 6名

村上

5班 5名

詠田

11班 5名

坪田

6班 5名

東田

12班 5名

沼田

総括:岡田  総務:北垣  記録:坂本

〜記録者感想〜

 春と夏に続き今回は3回目、児童たちとも顔なじみとなり、すぐうちとけスムーズに学習ができました。児童たちも春より夏、また夏より秋の今回へと、一人ひとりの成長のあとを伺い知ることができました。春には生きものを怖がり、さわることもできなかった子どもたちが怖がりもせず、手掴みしていた姿が印象に残っています。自然や生きものに関心を示す子どもたちが増えたことは大変喜ばしいことです。
ただ、この時期は各小学校の環境体験学習が集中、当日は「宝塚自然の家」では5校が来場し、芋ほり場所の辰家農園でもラッシュ状態で、時間的や場所的な面で混雑し、制約されたが、それぞれ調整しながらも所期の学習成果は得られたものと思っています。
スタッフの皆様! ご苦労さまでした!
文・写真/坂本、編集/平山
武庫ネイチャークラブ

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