UP 2011.9.20 HRY
甲山森林公園 2011年9月度 公開観察会(NO.24)
甲山森林公園 小さな自然観察会

ご一緒に園内の自然観察に行きましょう


<初秋の甲山とみくるま池>
日時:平成23年(2011年) 9月18日(日)
     10:00〜14:30  天気:晴(蒸し暑い)
場所:県立甲山森林公園 正門前・みくるま池周辺
内容:自然観察&ミニ自然工作
来場者:家族連れ等 37組 103名(大人 64名、子ども39名)
スタッフ:武庫ネイチャークラブ 30名
 観察は、受付の横にある案内板で秋の七草のハギや、サルスベリの花、コブシ、ヤマボウシ、タイサンボクの実の説明をし、実体顕微鏡でクヌギ、コナラのドングリに産み付けられたハイイロチョッキリの卵を観察して植物や昆虫に興味を持ってもらい、観察コースの「みくるま池」を中心に花や、果実を観察して頂く。
 工作の作品は、タイサンボクの果実を使って、ウリボウ、フクロウ、ネズミ等の工作、葉っぱを用いて、キツネ、イヌ、ネコ、アンパンマン等のお面を作る。
 ノロノロ速度の台風15号の影響で、湿度が高く、少し動いただけでも汗がにじみ出してくる中、いつもより早く、会場設営を始め、9時30分を待たずに設営が終わりました。
 朝のミーティングは蒸し暑い事務所ではなく工作会場の木陰で行い、10時から観察会をスタートしました。当初、来場者は少なく手持無沙汰でしたが、10時8分頃に最初のお客様が見えました。その後、時間の経過とともに来場者が増え、昼食時にピークに達しました。14時30分に受付を閉めましたが、来場者数は前回と同数の103名ですが、子供より大人の人が目立った観察会でした。
観察路と主な樹木

ミニ自然工作


タイサンボクの

お面・小動物
 ―観察
 「小さな観察会」に興味を持って頂く方法として、受付デスクにはタイサンボクで作ったウリボウ、フクロウ、ネズミの工作見本を置き、案内板にはキツネ、イヌのお面を取り付け、実体顕微鏡にはハイイロチョッキリや、産み付けた卵をセットして、詳しく見て頂きました。
甲山森林公園内を通過するウオーキングイベントが有り、受付の前を通り過ぎるウオーカーや、公園に昆虫捕りや、ボール遊びに来る親子ずれが実体顕微鏡を覗いたり、案内板の写真の説明に興味を示す人が30組以上もあり、デスクは大いに賑わっていました。
 樹木観察では9月のこの時期は花が少なく、観察のポイントが捉えにくい時期ですが、ハギやサルスベリの花を中心に観察をして頂き、ツバキ、ヤマボウシ、コブシの果実や緑に包まれた公園内の観察を楽しまれました。

季節の花の看板に足を止める親子

ハイイロチョッキリの観察

顕微鏡を覗いてみる

観察スナップ
<観察路の花>

コブシ

コムラサキ

サルスベリ

サンゴジュ

タイサンボク

ナンバンギセル

ハギ

ムラサキシキブ

ヤマボウシ
工作
 タイサンボクのお面・小動物
 雨が心配されたが良い天気で、お客さまも沢山こられアットいう間に終わった感じです。
今回の工作担当は3班です。3班だけのメンバーでは対応できませんので、他の班からの応援も求めて対応しました。忙しかったですが、工作が完成した時の子供達の笑顔が印象に残った1日でした。お面もタイサンボク工作もお客様の満足したお顔が何よりの報告です。お面も想像以上に幼児の喜びが有りました。

盛況の工作コーナー

お面をつけてハイポーズ

フクロウが人気です

お孫さんと
本日のまとめ・感想
 少し蒸し暑い気候でしたが、お客さまもスタッフも満足したイベントでした。樹木観察を希望する人は少なかったですが、観察を希望されたお客様は植物に興味を持っておられる方ばかりで、スタッフもインプリのし甲斐が有りました。また、工作部門でも、お客様の満足した様子や喜びが、スタッフの疲れを癒してくれました。
1. 樹木観察を希望するお客様が少なかったですが、受付デスクでは実体顕微鏡を覗いたり、案内板の写真説明を熱心に聞いてくれるお客様が多く(約30人)見受けられて、受付付近は大いに賑わいました。
2. 受付デスクの前を通る来園者に関心を持ってもらうのに、虎杖(イタドリ)で作った笛は大いに役立ちました。
3. 魅力ある観察会にする為に、インプリ経験の浅いメンバーにも案内をお願いすると共に、案内板や受付デスクに掲示する工作物は、工作研修会の時に準備して当日持ってくるように改善していきたい。
  (工作部門は3班班長・副班長のコメントです)
4. 工作は9月1日の工作研修会で三橋さん、中尾さんの指導成果が有り,上手く纏り実行できました。満足感いっぱいでで終わったと思います。
5. 今日の工作は小学生レベルにあっていた様に思う。また、材料を写真で説明する方法は大変良かった。
6. 反省点として、ボンドが今後の課題となりましたがましたが、工作班で話し合って対応を考えていきたい。一例として、ウリボウの足と胴体の接続には爪楊枝を使う等の方法も検討してみたい。

次回の観察会は10月16日(日)です

文/永田、写真/石井・永田、編集/平山

武庫ネイチャークラブ

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