UP 2011.5.25 HRY

環境体験学習支援

光明小学校２年生 校庭の生き物さがし

　学校の中にいる生き物を探そう。校庭のどんなところでどんな生き物が何をしているのかな。花壇・木の葉っぱの表や裏・草むらの中・石の下・枯れ葉の下など、校庭で遊んでいるときには、気がつかなかったことを今日はたくさん発見してみましょう。そして、一年生にお話ができるようになろう。このような学校教育方針のもと、光明小学校２年生の環境体験学習を支援する。

校庭の生き物をさがそう(10:４5〜11:30)

　本日はあいにくの小雨模様のお天気です。虫たちはどうしているのでしょう。虫眼鏡と観察用紙、鉛筆を持って児童が集合する。雨の中で校庭へ出ることはありません。傘をさしながらの観察は貴重な体験です。子どもたちがしっかり観察できるように、虫取り網、虫篭、図鑑などはスタッフが携帯します。

小雨の中の観察会

生き物たんけん出発

花壇・木の葉っぱの表や裏・草むらの中・石の下・枯れ葉の下など班で観察したことを書けるようにしましょう。観察の最後に、足が6本ある虫を捕まえましょう。足の数が解りにくいときは、それも虫取り籠にいれて、教室でよく調べましょう。水の中にいるものも見つかれば、それも捕まえてみよう。

校庭隅の草むらで

アブラムシやテントウムシ発見

シロツメグサの陰にも虫がいます

生き物の絵を描いてみよう（11:40〜12:15)

捕まえた生き物をポリエチレンの袋に入れて、背中側とお腹側から良く観察します。そして絵に描いてみます。どんな生き物がどんなところにいたか前の壁のおおきな樹の絵に貼ってみましょう。

教室で虫の観察とお絵かき

どんな虫が見つかりましか

絵に描いてみます

どんなところにいたか、絵を貼ってみましょう

草むらの大きな樹の虫たち

２年１組 キイロカミキリモドキ、アゲハチョウ、モンシロチョウ、クワガタ、 テントウムシ、ケムシ、セアカゴミムシ、カマキリ、ハナムグリ モンキチョウの幼虫、アリマキ、クロボシツツハムシ	２年２組 テントウムシ（成虫、幼虫、サナギ）、ガガンボ、カミキリモドキ、 ガの幼虫、シラタアブ、ユリクビナガハムシ、ハエ、ハナムグリ、ツチガエル キイロテントウ、ダンダラテントウ、クサカゲロウの卵

まとめ

　昆虫は足が６本、体は頭、胸、腹の３つに分かれています。胸のところに足が６本、羽が４枚ついています。頭に眼が２つ、小さいのが３つ、触覚が２本です。昆虫は卵、幼虫、さなぎ、成虫の順で成長しますが、中にはそうでないものもあります。運動能力抜群で種類がとても多いです。でも、虫だけでは生きていけません。
　校庭にはアブラムシやテントウムシがたくさんいましたね。アブラムシは植物の養分を吸って生きていますが、テントウムシはアブラムシを食べて生きています。でも、アリさんはアブラムシからミツをもらうお礼にテントウムシを追い払ってくれます。アリさんとアブラムシは仲良しです。このように、木や草や虫が互いにつながりあって生きています。１年生にお話してあげましょう。

児童の感想から

・ガガンボは足だけでも３センチもあって長いなと思いました。
・ゆずの葉の下にもう一つ葉っぱがあって面白いなと思いました。
・虫の足に黄色い花粉がついていたのがすごい。
・そのほか、はじめて虫を捕まえた、いろいろな虫をおしえてもらってありがとう、などの言葉がありました。

校長先生から

あたらしいものを発見したときには、良くみて、触ってみて、聴いてみて、かいでみて、味わってみて、自分の体を全部使って観察しましょう。

岸上校長先生のお話し

終わりに

　大きな木と草むらの絵が良かったですね。子供たちのさあ、描くぞという気持ちを引き出してくれたと思います。ガガンボの体より長い脚にびっくりした、レモンの葉の元の所が膨れているのがわかった、ハナムグリの足に花粉が付いていた。という感想を聞いて、短い時間だったのに自然観察の楽しさを感じてくれたんだなとうれしかったです。
また、最後に楽しかった、と手をあげる子供たちが次々出てきてMNCのリーダーたちの子供たちへの愛情と熱意を感じました。陰で支えてくださった幹事の皆様にも深く感謝しています。（軸屋）

参考MNCスタッフ活動はこちら　

―追伸（2012.3.5）―

宝塚市教育委員会主催の宝塚市立小学校「環境フェスタ２０１２」で、本授業の模様が展示されました。
　　場所：宝塚市役所　期間：3月5日（月）〜3月15日（木）　（こちらをクリック）

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