UP 2011.5.23 HRY
甲山森林公園 2011年5月度 公開観察会(21)
甲山森林公園 小さな自然観察会

ご一緒に園内の自然観察に行きましょう

日時:平成23年(2011年) 5月15日(日)
     10:00〜15:00  天気:晴
場所:県立甲山森林公園
内容:顕微鏡観察(受付)・園内の樹木、草花の観察
     &ミニ自然工作(押し花のしおり)
来場者:家族連れ等34組 110名(大人 75名、中学以下 35名)
スタッフ:武庫ネイチャークラブ 28名
 晴天に恵まれ、公園内ではボーイスカートの大会が行われていて、公園内は活気にあふれていました。「小さな観察会は」来場者数は前回と変わりませんが、幼児を連れた親子と大人が多く、小学生の参加者が少なかった観察会でした。
本日のテーマ
  @受付でミニ観察(タンポポの花および実物、松の花の写真等で植物の説明、実体顕微鏡を用いて花粉や、昆虫の幼虫等の観察、
    パソコンと顕微鏡を用いて虫コブのアブラムシの観察等)
  A現地へ行って樹木、草花の観察
  B工作:押し花を用いて栞作り
 
観察路と主な樹木

ミニ自然工作


押し花のしおり
観察
 行事に先立って、専任幹事から新しいイベントのやり方についての説明が有りました。
来場者に植物観察に興味を持って頂く方法として、実体顕微鏡、ルーペによる観察に加えて、受付デスクの横にミニ観察のデスクを置き、タンポポの花の実物、写真、松の花の写真をつかって説明をして身近な植物に対して関心を持ってもらう方法を試みました。
小学校の教科書ですでに習っている子供もいて、有意義でしたが期待したほど小学生の参加者が少なかったのは残念でした。虫こぶの中に居るアブラムシをパソコンに映し出し、昆虫と植物の共生についての試みは大好評でした。動いているアブラムシを見て驚嘆する人も、パソコンの画面に食い入ってみている人もいました。
樹木観察では5月のこの時期は花が少なく、観察のポイントが捉えにくい時期ですがドウダンツツジ、カナメモチ、ヤマボウシ、エゴの花等、新緑に包まれた公園内の観察を楽しまれました。

今月の花をあしらった大看板

タンポポの花の説明に聞き入る

盛況のミニ観察デスク

パソコン画面で拡大したアブラムシを観る

顕微鏡で花粉を観察
<観察路の花>

正面口付近

みくるま池周遊路で

ドウダンツツジ

モチツツジ

ヤマボウシ

シラカシ

カマツカ

タンポポ

オニタビラコ

ジシバリ

タニウツギ

ツリガネカズラ

ニワゼキショウ

ヒメスイバ

工作

 工作部門はいつも人気が良くて賑わいますが、押し花で栞を作る工作でしたので、作品の制作時間が短く、簡単だったため、いつもに比べて閑散とした様子でした。
 初夏の日差しが強く、日焼けが気になりますが、童心に帰って、工作作りに取り組んでいる姿を見ていると指導者も大いに満足している様子で、気に入った栞を作って、親がカメラで撮っている姿はいつ見ても微笑ましい光景です。

しおり作り

兄弟で

いろいろなしおりができました

まとめ

1.来場者の比率は従来に比べ、小学生が少なかった、また、西宮市の人が多かった。これは、アクセスの影響かもしれません。当日はボーイスカートの大会が有り、駐車場の回転が悪かったため、また、路線バスもダイヤ改正で土、日、祝日のみ1本/1日に減便になった事。
2.来場者に受付で案内をするときに簡単なアンケートを書いて頂くことにすれば、参加者の要望・希望が掴めるかもしれない。

次回の観察会は6月19日(日)です

文/永田、写真/永田、編集/平山

武庫ネイチャークラブ

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