UP 2010.7.17 HRY
―自然環境体験学習―
末広小学校 セミの生態学習
■日時:2010.7.15(木) 曇 9:00〜11:20 ■場所:末広小学校 視聴覚室・末広中央公園 ■対象:末広小学校3年生 45名 1組 1〜3班 22名 (鶴田 先生) 2組 4〜6班 23名 (柳原 先生) ■スタッフ:MNC 31名 |
主旨
地域にある自然のフイールドで、生き物のつながりや生活を理解する自然環境体験学習の第2回目として、「セミ」がどのようにして育ち、何を食べどのような一生を送るのか、実際に末広中央公園に出かけてセミを捕獲しながら、セミの様子を観察し、ぬけ殻などから種類もわかるようにする。 また、夏休み中の自由観察にもつなげたい。
末広中央公園で |
◇◇◇セミ予備学習◇◇◇
視聴覚室( 9:00〜9:20)
セミの種類と鳴き声
末広公園へのセミ探し出発前に、セミの種類や鳴き声について予備学習をします(講師 山田 稔さん)。パソコンとプロジェクターでアブラ、クマ、ニーニーゼミなどの鳴き声を流すと、知ってる知ってると児童は大はしゃぎ。音響による学習効果は抜群です。
シャアシャア・・・ |
ジリジリジリ・・・ |
チーチー・・・ |
オーシンツク・・・ |
カナカナカナ・・・ |
ミンミンミン・・・ |
大阪周辺のセミの種類 |
セミのぬけがら |
(PPT画像は前年度分引用)
◇◇◇末広中央公園でせみ探し◇◇◇
末広中央公園(9:30〜10:30)
西日本各地では梅雨末期の豪雨禍や大雨注意報の出る中、屋外体験が危ぶまれましたが、幸いにも宝塚の空からは雨の気配なし。隣の末広中央公園へ出るとあちこちでセミの鳴き声が聞こえています。クマゼミだ、いやアブラだ・・・。鳴き声にじっと耳を澄ませます。
末広中央公園 |
セミの抜け穴を見つけました。手を突っ込んでみる子、この木に絶対いるはずと幹や葉をじっと見つめる子。あちこちで、セミがら見つけたの声が聞こえます。これは何ゼミ?オス、メス?とスタッフと一緒になって同定します。スタッフが持参した木の枝の産卵あとを不思議そうに覗く子もいます。
アキニレの木はせみがらが一杯 |
木の根のまわりにはセミのぬけ穴が
木の根のセミガラ
アキニレノの葉のセミガラ
羽化したばかりのクマゼミ
クマゼミ
採集したぬけがらを同定する
本物のセミはなかな捕まえることはできませんでしたが、クマゼミやアブラゼミのぬけがらをたくさん見つけることができました。夏休みにはまた家族やお友達ときてくださいね。
◇◇◇学習 せみの一生◇◇◇
視聴覚室 (10:40〜11:20)
帰校後、セミの体のことや一生についてクイズ形式で勉強します(講師 山田 稔さん)。セミの羽は何枚?足の数は?耳はある?聞こえる?目は5つですよに、児童からエー!と大きな歓声が上がります。枯れ枝への産卵から土中での長い幼虫生活、木の幹での脱皮まで7年もかかりますが、鳴き出してわずか2週間ほどで一生を終えます。児童からは、短いの声があがりますが。
クマゼミを見た人は。ハーイ |
セミのからだ
セミの一生
産卵管
脱皮
(PPT画像は前年度分引用)
<スタッフ準備>
産卵の枯れ枝
スタッフミーティング
左から アブラゼミ、ニーニーゼミ、クマゼミのぬけがら
最後に、各班長さんから感想発表があり、学習を終えました。今回のセミを通しての体験を夏休み中の自由観察にぜひ生かしてくださいね。2学期の第3回目は「宝塚少年自然の家」で、昆虫はじめ多くの生き物を観察し、いままで観察した春、夏とあわせて秋の生き物も調べて、生きもの同士のつながりを見つけましょう。良い夏休みを過ごしてしてください。
班分けと担当 | |
1組 1班 8名 飯盛 八尋 松生 前野 2班 7名 星野 石崎 大橋 井上(驍) 3班 7名 宮川 木下(晃) 坂本 詠田 木茂 |
2組 4班 8名 広渡 東田 菅 多田 笠間 5班 8名 三橋 石井 小童 木村 中谷 6班 7名 松田(秀)加藤 木下(元) 松田(輝)小林 |
総括 青木、講師 山田 稔、記録 平山・・・見学:齋藤(新会員) |
なお、行事終了後MNC研修講座 「淡路景観園芸学校に学んで」飯盛秀穂氏の講義がありました。(クリック)
写真・編集 平山
武庫ネイチャークラブ