UP 2010.6.14 HRY
―野外自然環境体験学習支援―
有馬富士公園での「生き物つながりたんけんたい」
■日時:2009.6.11(金) 天気 晴 10:00〜13:30 ■場所:有馬富士公園および自然学習センター ■対象:宝塚市立末広小学校3年生 45名 1組 1〜3班 22名 (鶴田 先生) 2組 4〜6班 23名 (柳原 先生) ■MNC:19名 |
末広小学校3年生の野外自然環境体験学習のサポート
日頃、学校や家の近くで見られる昆虫を比較しながら調べ、問題や関心を持って追求する活動を通して生き物を保護する態度を育てる。また生き物のつながりを見つけてこそ、人も自然もお互いに支え合い生かされていることが判る。そこで春、夏、秋、冬の多くの生き物とのふれあいを通し、互いにつながっていることを学ばせたい・・と定めた学校の方針にもとづいて、第1回は兵庫県立・有馬自然公園で、児童と共にどこにどんな生き物がいるか捕まえて観察する。
スケジュール
・ 9:15 JR新三田駅 MNC集合→タクシーで公園へ ・10:00 末広小児童到着(バス)、出会いの広場で挨拶・ミーティング ・10:15 出発、生き物を探しながら;花の道→ターザン広場 →七草の丘・水辺の広場周辺で生き物探し ・10:40 水辺の講堂:生き物の同定・説明 ・12:00 水辺の広場周辺で昼食・自由観察 ・12:40 出発→セセラギ階段→自然学習センター ・13:00 自然学習センター:研修・学習まとめ・感想発表 ・13:45 児童帰路へ MNC現地解散 |
―生き物たんけん―
30度を超える暑さで、学校からのバス車中は児童にとって厳しかったようだが、出会の広場で「暑さに負けず、今日も楽しく、安全に、観察をしよう!」と元気に挨拶ののち、7,8名づつ6班に分かれてMNCスタッフが引率して出発:皆、それぞれの虫取り網を持って生き物を探しながら「花の道→ターザン広場→七草の丘→水辺の生態園→自然学習センター」を巡る。
<園内地図はここ>
森の中では小鳥たちが気持ちよく鳴いていたね。でも最近の天候の影響なのか例年に比べ昆虫は少なく、やっとテントウムシ、オオアリ、カメムシ、シジミチョウ、蛾のドクケムシなど観察できたが虫取り網の出番が無く、森の中での観察を早め、七草の丘・水辺の生態園周辺でゆっくり時間を取った。七草の丘ではバッタやチョウなどを、広い水辺では、トンボやアメンボウも観察出来たが、皆が夢中になったのはザリガニつり、今年はみな子供のザリガニだったが一匹一匹とれる度に歓声が上がっていたね。
―採集した生き物―
昼食前に水辺の講堂に集まり、黒田さんから、昆虫の特徴はなに?足の数は何本かな?など質問し、皆の返事を訊きながら6本足の昆虫の特徴をわかりやすく説明し、一人一人がつかまえた虫カゴの生きものを同定する。昆虫も含めて多くの生き物同士が、食べたり食べられたりしながら生きていることなど、生き物のつながりについても判りやすく話してもらった。観察が終わったあと、皆がつかまえた生き物を原っぱや池に「さよなら!」と手をふりながら「観察できて有り難う」と逃がしてあげました。
<児童が捕まえた生き物>
『キチョウ、モンキチョウ、ベニシジミ、ガ2種、オンブバッタ、トノサマバッタ、キリギリス幼虫、ナナホシテントウ、コメツキムシ(サビキコリ)ヤマダラコガネ、ミツノゴミムシダマシ、セイヨウミツバチ、ムネアカオオアリ、ハラビロトンボ、メダカ、ヒメアメンボウ、ツマグロオオヨコバイ、ハリカメムシ、アカシマアシガメ、トノサマガエル、アメリカザリガニ、ミミズ、ケムシ数種』
帰路で、林の講堂からの道には、オオスズメバチが木の根元で、樹液を吸っていたので、安全のため迂回し、ロックガーデン経由で学習センターへ廻る。自然学習センターでは、沢山の昆虫の標本を見たり、森の中の生き物の様子も学習できました。
―まとめ―
各班の班長さんからの感想発表
・暑い一日だったが楽しく観察が出来た ・昆虫をつかまえて楽しかった
・久しぶりにこの公園に来て懐かしかった ・昆虫のことが勉強になった
全員で挨拶
今日は、本当に暑い一日でしたが、皆元気に「生き物のつながり探検」が出来て良かったですね。帰ってから、もう一度今日の復習をしましょう。7月は、また一緒にセミの学習をしましょう。
―たんけんたい全員集合―
1組ー1班
1組−2班
1組−3班
2組−4班
2組−5班
2組−6班
MNC担当 1組 1班 今西、斧村 2班 星野、村上、井上(驍) 3班 宮川、坂本、木下(晃) 2組 4班 桑原、水野、溝辺 5班 三橋、石井 6班 木下(元)、小林、松田(輝) 総括:青木 指導:黒田(展) 記録:北垣 |
文:坂本・北垣・青木 写真:北垣 編集:平山武庫ネイチャークラブ