UP 2010.5.7 HRY

MNC５月例会

能勢電妙見口駅〜高代寺参道〜高代寺〜新光風台〜能勢電ときわ台駅

Route Map　

新緑の高代寺参道を上る

高代寺は、９６０年源義仲の創建と伝えられる真言宗の寺院。最盛期には３７の大伽藍、１２の支院、１２００石の寺領を有する有数の寺院であったという。境内には秋篠宮悠仁親王のお印となった樹齢１０５０年の高野槙（コウヤマキ）や菩提樹（ボダイジュ）、無患子（ムクロジュ）、多羅葉（タラヨウ）等の巨木がある。
本日は妙見口から棚田沿いに、町石の残る旧参道を歩き、新緑まばゆい山々や沿道の樹木、草花を観察しました。天気予報も外れ、真夏を思わせる晴天のなか、歴史の道を辿りながらの自然観察会でした。

記

朝方は小雨がぱらつき、予報はあまりよくなかったが、妙見口駅広場でミーティングをはじめる頃から晴間が広がる。行程の一部を変更して、帰路は車道歩きの長い黒川をやめて、新光風台〜ときわ台ルートとする。今日はたっぷり時間があるので、心行くまで観察してくださいとリーダーの指示。参加者３８名、約１０人単位の４班に分かれ、それぞれに講師（児玉、岡田、木下(元)、大橋）各位がついての観察会となる。

妙見口広場でミーティング（児玉さん)

棚田道

参道の六地蔵

集落を縫うように坂道をのぼり始めるが、スタートから民家の庭先や道端に座り込む班もあり各班はばらばらとなる。
民家のはずれから棚田沿いの道を上っていく。棚田には妙見里山倶楽部の看板がかかる。沿道に残る町石や六地蔵はかつて高代寺への参道であったことをうかがわせる。大きな台場クヌギの横を通り、石積みの道が森の奥へ続く。

中腹の小広場で休憩、目の前にヒガンザクラの巨木が立つ。竹林を抜けると高代寺の車道へ出る。舗装の道を上ったところが高代寺である。観察に熱心のあまり、３０分で歩けるところ約２時間を要す。高代寺境内で昼食のあと、舗装の道をときわ台へ下る。車も通行する道ですが、里山の樹木も多く、ウグイス、センダイムシクイ、オオルリ、キビタキなど小鳥のさえずりを聞きながらの下山でした。

観察風景（高代寺〜ときわ台）

イタドリ（スカンポ）を食べてみる

一庫ダムを望む（高代寺〜ときわ台）

１．妙見口集落　　

２．棚田道

アワブキ	ウグイスカグラ	ウラジロガシ	ウリカエデ	ウワミズザクラ	エゴノキ	ガマズミ	カマツカ	クチナシ
クヌギ	コウヤボウキ	コバノガマズミ	コマユミ	ゴヨウマツ	シキミ	ダンコウバイ	ツクバネウツギ	ナワシログミ
ニガイチゴ	マユミ	モチツツジ	ヤブツバキ	ヤマコウバシ	ヤマザクラ	オオジシバリ	ウマノアシガタ	カキドオシ
キランソウ	クチナシグサ	シバザクラ	タチツボスミレ	ノアザミ	ハルジオン	ヒメオドリコソウ	ムラサキカタバミ

　 　

コバノガマズミ

ツクバネウツギ

モチツツジ

ヤブツバキ

ノアザミ

ヒメオドリコソウ

エンレイソウ

シャガ

ツルニチニチソウ

ムラサキケマン

ヤマネコノメソウ

ヘビイチゴ

４．高代寺境内

コウヤマキ

タラヨウ

ボダイジュとムクロジ（右)

ヒメコウゾ

ヤマツツジ

マルバアオダモ

ヤマフジ

クサイチゴ

ハナイカダ

新光風台にて

資料/岡田、文・写真/平山

武庫ネイチャークラブ

◇トップに戻る