UP 2009.10.14 HRY
甲山森林公園定例観察会(8)
甲山森林公園 小さな自然観察会

ご一緒に園内の自然観察に行きましょう


初秋のみくるま池と甲山(2009.9.20)
日時:平成21年(2009年) 9月20日(日)
     10:00〜14:30  天気:晴
場所:県立 甲山森林公園
内容:正門〜南門、みくるま池周辺の自然観察
     &ミニ自然工作(タイサンボクの小動物)
来場者:家族連れ等 143名(47組)
スタッフ:武庫ネイチャークラブ 27名
シルバーウィークの2日目は絶好のお天気です。高速道路は¥1000料金で朝から行楽の渋滞が始まっていますが、遠出を敬遠した家族連れが続々と甲山に集合してきます。お弁当を片手に、網や虫かごを持った子、ボールやバトミントンを持った子、少年野球の敗戦チームもやってきました。中には観察会を知って受付前から待つ女性の姿もありました。終了の14:30までに143名(47組)の来場者がありました。今回から正門受付近くに工作場所を移動したためか、子供にせがまれて工作直行組みが多くなり、観察者が少なかったようです。本日は宝塚てくてくの取材がありました。
観察コースと主な樹木

ミニ自然工作

タイサンボクのネズミ・イノシシ君

受付の人気者

受付に登場した顕微鏡。この時期公園内のあちこちで青いドングリのついたコナラの枝葉がたくさん落ちています。よく見ると、殻斗に小さな穴があいています。これはハイイロチョッキリ虫の仕業です。長い口吻でドングリに穴を明け、その中に卵を産みつけて枝を切り落とすのです。卵からかえった幼虫はドングリを食べて成長します。ドングリを割って顕微鏡で覗くと卵が一つあるのが見えます。これには子どもも大人も感心するやら、びっくりするやら。人気のチョッキリ虫でした。

続々と入場する家族連れ

切り落とされたコナラと顕微鏡

ハイイロチョッキリを覗くテクテク記者
観察スナップ
観察コースは、みくりが池を巡るロングコースと正門から南入口をまわるショートコースがありますが、子ども連れはショートコースが多いです。正門付近にはコブシ、ハギ、ミツマタ、キンミズヒキが、南入口付近にはサルスベリ、ハゼノキ、コウヨウザン、モミなどあります。広場では赤い実をつけたヤマボウシやイイギリが印象的でした。

ハイイロチョッキリに切り落とされたコナラを観る

正門のヤブツバキ

正門のキンミズヒキとサルスベリ

マルバハギ

ヤマボウシ

イイギリ

ヌルデ

コナラ(ハイイロチョッキリの穴)
工作スナップ
本日のミニ自然工作はタイサンボクの実を使ったネズミ君、イノシシ君です。指導担当者は大忙しであったが大変好評。老も若きも熱中、出来栄えにも「かわいい」等自画自賛?喜んで持ち帰って貰えた。

盛況の工作

材料集め

タイサンボクの実

ネズミ君を製作中

親子3人で

本日の傑作

宝塚てくてく(2009.10.14)掲載の記事はこちら

次回の観察会は10月18日(日)です

写真・編集/平山

武庫ネイチャークラブ

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