UP 2009.6.24 HRY
―自然環境体験学習―
有馬富士公園での「生き物つながりたんけんたい」
■日時:2009.6.12(金) 天気 晴 10:00〜13:40 ■場所:有馬富士公園および自然学習センター ■対象:宝塚市立末広小学校3年生 45名 2組 1〜3班 21名 (小林 先生) 1組 4〜6班 24名 (鶴田 先生) ■MNC:16名 |
末広小学校3年生の自然環境体験学習のサポート テーマ「生き物つながり探検隊」
日頃学校や家の近くで見られる昆虫を比較しながら調べ、問題や興心を持って追求する活動を通して、生物を保護する態度を育てる。また、生きた生物のつながりを見つけてこそ、人も自然もお互いに支え合い生かされていることが判る。そこで春、夏、秋、冬の多くの生き物とのふれあいを通し、互いにつながっていることを、食物連鎖にもふれて学ばせたい・・と定めた学校の方針にもとづいて、第1回目は兵庫県立・有馬富士公園で、児童と共にどこにどんな生き物がいるか見つけ、捕まえて観察する。
スケジュール
・ 9:20 JR新三田駅 MNC集合→タクシーで公園へ ・10:00 末広小児童到着(バス) ・10:05 出会いの広場で挨拶・ミーティング ・10:15 出発、花の道〜野鳥シェルタ ・10:35 ターザン広場 ・11:00 七草の丘、水辺の広場・昼食 ・12:20 生き物の同定・説明 ・12:40 出発 ・13:05 学習センター ・13:30 まとめ・発表 ・13:45 解散 |
出会いの広場で皆で元気に挨拶ののち、6班に分かれてMNCスタッフが引率して、花の道→野鳥観察シェルター→ターザン広場→七草の丘→水辺の生態園→学習センターを巡り、トンボや蝶、水辺のカエルなどを採集・観察する。
朝の挨拶・ミーティング(出会いの広場) |
今日も楽しく、安全に 観察をしましょう!皆、虫取り網を持って出発!森では多くの鳥の声がしていたが、最初は中々生き物が見つからなかったね。
木の幹に何かを見つけました
落葉の下にも生き物がいるよ
野鳥シェルターで
ターザン広場や,水辺の広場では多くの生き物が見つかり、こわごわ触って見る子、捕まえて大喜びする子。セミの赤ちゃん、クロアゲハやナナフシなどの珍しい生き物や、生まれたれのセミの赤ちゃんや、大きな蛙や、ザリガニにも歓声があがっていた。
ターザン広場で
七草の丘でバッタを捕まえる
水辺の広場でトンボを追いかけ、カエルを捕る
採集した生き物
まず、皆に昆虫の足はいくつ? 6本足のカエルは昆虫?など問いかけて皆の返事を訊きながら、昆虫の特徴をわかりやすく説明し、一人一人が捕獲したカゴの生き物を同定する。それぞれのつかまえた生き物の説明に目が輝いています。観察が終わった後、皆でつかまえた生き物を原っぱや池に、「観察できて有り難う」「さよなら」と手を振って逃がしてあげました。
黒田さん 皆のカゴの生き物を同定
タマムシ
シオカラトンボ
ザリガニ
ザリガニとサクランボ
ナナフシ
ハルゼミ
カエル
キノコ
モンキチョウ
ミノムシ
タツナミソウ
ハハコグサ
児童が捕まえた生き物:(39種:以下同定順)
スジグロシロチョウ、ウラギンシジミ、クロアゲハ、オオスズメバチ、モンキチョウ、カメムシ、ジヤノメチョウ、キチョウ、オタマジャクシ、トノサマバッタ、ベニシジミ、タマムシ、カエル、トノサマバッタ、ショウリョウバッタ(キチキチバッタ)、コガネムシ、ヨシアキトンボ、シオカラトンボ、ガ(名称不明3種)、ナナフシ、ツバメシジミ、モンシロチョウ、アメンボ、サナエトンボ、ゴマダラカミキリ、ハナムグリ、ザリガニ、センチコガネ、ミミズ、コガネムシ、トラカミキリ、ヤマトジミ、ウラナミアカシジミ、ゴミムシ、イナゴ、ハムシ、カマキリ
自然学習センターにて
自然学習センターでは、多くの昆虫の標本を見たり、森の中の生き物の様子も学習できました。
ジャンボクワガタに乗ってはしゃぐ児童 |
学習センターを後に |
最後のまとめ :各斑のリーダーからの感想
・昆虫をつかまえて楽しかった ・普段習っていない事を学習できて良かった ・歩くのが疲れたけれど楽しかった
・虫が好きになった 次の観察会が楽しみ
3年生全員集合 |
帰ってから、今日捕まえたり観察した生き物についてもう一度良く復習しましょうね。7月は、皆さんと一緒にセミの学習をしましょう。
MNC担当 1班 廣渡、宇陀 2班 松田、黒田(展)、青山 3班 木下(晃)、沼田 4班 坂本、東田、詠田 5班 桑原、橋本 6班 今西、斧村、水野 総括:青木 写真:今西 |
文/青木 写真/今西 編集・平山武庫ネイチャークラブ