UP 2008.12.1 HRY
武庫ネイチャークラブ11月例会
神戸女学院キャンパスの自然観察
日時:2008年11月29日(土)
     10:00〜14:30  天気:晴れ
場所:神戸女学院 (西宮市 岡田山)
内容:キャンパスの生物と建物見学
     講師:大川 徹先生
参加者:MNC 34名
美しいキャンパスとして知られる神戸女学院。近くにありながら、なかなか訪れる機会がありませんが、本日は中高部 大川 徹先生の案内で、キャンパスの植物・植生の観察や建物などを見学させていただきました。
神戸女学院概要:米国から来日したキリスト教宣教師により、1875年(明治8年)神戸市に開校される。キリスト教主義に基づく「愛神愛隣」の建学精神を基盤に、個性と自由を尊ぶ全人教育を目指している。1933年(昭和8年)、西宮市岡田山キャンパスに移転し今年75周年を迎える。隣の関西学院大学と同じW・メレル・ヴォーリスの設計による南地中海様式の校舎は、淡いクリーム色の外壁と赤銅色の瓦が特徴的。中・高・大学を併設。
観察・見学風景
午前:
正門→万葉池→音楽館→エミリー・ブラウン館→旧図書館→岡田神社→シェイクスピア・ガーデン→グッドレー館→中高部→大学中庭→講堂→教会→新社交館(昼食)

音楽館

           桜並木と正門
      木製だったが戦後鉄製で復元

    アカマツ林の中にある万葉池
  西宮産クロメダカを養殖、調査している。

  左:オルチン記念音楽館、右:音楽1号館
      音が漏れない谷奥に設置

 エミリーブラウン館(舞踏館)に続く文学館
 淡いクリーム色の外壁と赤銅色の瓦屋根

キャンパスの中央にある岡田神社には、左近の桜
・右近の橘とナンジャモンジャの木がある

シェイクスピア・ガーデン:戯曲に出てくる植物140種の
うち100種を植栽。正面はイトスギ

    正しい由緒のあるメタセコイア
    構内で最も高い(中高部)

  書道の石碑「校庭の柳の裾の揃いけり」
  正筆会の大御所西谷卯木先生の書

大学中庭:高松妃お手植えのトウカエデ、モッコク、
センダン、イロハモミジ、サザンカなどがある

     ステンドグラスの廊下(講堂)
 灯がともるとステンドグラスに十字架が映る

           講堂
 長いす、白いステンドグラス、パイプオルガン

           教会
 十字架と7本のローソク、黄色いステンドグラス
午後:
グラウンド→谷門広場→茶室(松風庵)→ケンウッド館→クローバー館→エッジウッド館→大学寮→北門→大学寮(中庭)→タルカット館

渡り廊下とイチョウ(講堂北側)

        グラウンド南の藤棚
 フジ:左巻き ヤマフジ:右巻き (下からみて)

自然林が残る谷門から学生寮に至る散策路
 

散策路の樹木名板
 

茶室松風庵の水琴窟

大イチョウ(ケンウッド館付近)

イロハモミジ(エッジウッド館付近)

甘くておいしいヒメイチゴ、2年で結実(寮内庭)

西宮市保存樹木指定のイチョウとノキシノブ

案内:大川 徹先生
参考資料:神戸女学院キャンパスの生物・建物(大川 徹著)、シェイクスピア・ガーデンの植物(女学院発行)

紅葉の中庭で記念写真
南欧風の校舎にモミジやイチョウの紅葉・黄葉が映える素晴らしい時期の見学会となりました。キャンパスの随所にある樹木、庭園、里山林などの植物ばかりでなく、建物や歴史についても懇切丁寧な解説をいただき、メモ帳も一杯です。サクラの時期にもう一度訪れたいところです。案内いただいた大川先生に深く感謝申し上げます。
    写真・編集:平山

武庫ネイチャークラブ 

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