UP 2008.7.19 HRY

―屋外自然体験学習―

伊和志津神社 セミの生態と環境

■日時:2008.7.17(木) 晴れ
      9:00〜11:15
■場所:末広小学校視聴覚室・伊和志津神社
■対象:末広小学校3年 48名
     1組 1〜3班 24名 (秦 先生)
     2組 4〜6班 24名 (西村先生)
■スタッフ:MNC 27名
地域の自然のあるフィールドで「生き物のつながり・生活」を理解する体験学習第2回目として、「セミの生態・環境」:どのように育ち、何を食べ、どんな一生を送るのか、実際に見つけに行き、セミの様子、抜け殻などから種類もわかるようにする・・・夏休み中の自由観察にもつなげます。

◇◇◇セミ予備学習◇◇◇

視聴覚室( 9:00〜9:20)

セミの種類と鳴き声

伊和志津神社へのセミ探し出発前に、セミの種類や鳴き声について予備学習をします(講師 山田 稔さん)。パソコンとプロジェクターでアブラ、クマ、ニーニーゼミなどの鳴き声を流すと、知ってる知ってると児童は大はしゃぎ。音響による学習効果は抜群です。

クマゼミ・・・シャアシャア

アブラゼミ・・・ジリジリジリ

ニイニイゼミ・・・チーチー

ツクツクボウシ・・・オーシンツク

ヒグラシ・・・カナカナカナ

ミンミンゼミ・・・ミンミンミン

大阪周辺のセミの種類

セミのぬけがら

◇◇◇伊和志津神社でせみとり◇◇◇

伊和志津神社境内(9:50〜10:30)

今日は梅雨明け2日目での晴天。神社への道の民家にもセミがらがあります。伊和志津神社境内でも、セミが鳴いています。あー、ニニーや、いやアブラやで、クマはいないね・・・。鳴き声にじっと耳を澄ませます。

セミがら

アブラゼミ&ニーニーゼミ

クマゼミが多い
 セミの抜け穴を見つけました。手を突っ込んでみる子、この木に絶対いるはずと幹や葉をじっと見つめる子。あちこちで、セミがら見つけたの声が聞こえます。これは何ゼミ?オス、メス?とスタッフと一緒になって同定します。スタッフが持参した木の枝の産卵あとを不思議そうに覗く子もいます。

各班のスナップ(括弧はスタッフ)


1班(坪田、山田稔、菅、黒田展、木下元)

2班(坂本、矢野、八尋、小童)

3班(星野、黒田捷、大橋、石崎、平山)

4班(青木、松田、松生、斧村)

5班(廣渡、今西、木下晃、木村)

6班(桑原、児玉、北垣、詠田、鷲谷)
本物のセミは少なかったものの、アブラゼミ、ニーニーゼミ、クマゼミのぬけがらを見つけることができました。夏休みにはまた家族やお友達ときてくださいね。

3年1組

3年2組

◇◇◇学習 せみの一生◇◇◇

視聴覚室 (10:50〜11:15)

帰校後、セミの体のことや一生について勉強します(講師 山田 稔さん)。セミの羽は何枚?足の数は?耳はある?聞こえる?目は5つですよに、児童からエー!と大きな歓声が上がります。枯れ枝への産卵から土中での長い幼虫生活、木の幹での脱皮まで7年もかかりますが、鳴き出してわずか2週間ほどで一生を終えます。児童からは、短いの声があがりますが、でも土の中が安全で快適かも知れませんよに、納得顔。

セミのからだ

セミの一生

産卵管

脱皮
最後に、各班長さんから感想発表があり、学習を終えました。今回のセミを通しての体験を夏休み中の自由観察にぜひ生かしてくださいね。2学期の第3回目は「宝塚少年自然の家」で、昆虫はじめ多くの生き物を観察し、いままで観察した春、夏とあわせて秋の生き物も調べて、生きもの同士のつながりを見つけましょう。良い夏休みを過ごしてしてください。
写真・編集  平山
武庫ネイチャークラブ

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