UP 2008.3.12 HRY
MNC例会バスツアー
龍野市〜世界の梅公園
■日時:2008.3.3(月)
■行先:龍野市 ヒガシマル醤油、龍野公園、
     片しぼ竹林、御津町自然観察公園(世界の梅公園)
■交通:エコツーリズムバス
■参加者:MNC 27名
バスツアーによる例会として、「播磨の小京都といわれる龍野」と、異国情緒あふれる中国風の建物と340種を超える日本と世界の梅とが調和した「世界の梅公園」などの文化と自然を楽しむ事ができました。
行程:阪急宝塚駅0815→龍野ヒガシマル醤油工場見学(1020〜1050)→龍野公園(1115〜1200)→片しぼ竹(1230〜昼〜1310)→御津町自然観察公園(世界の梅公園)(1340〜1445)→室津漁港(1500〜1530)→阪急宝塚駅1730

ヒガシマル醤油工場見学(10:20〜10:45)

淡口醤油は、播州平野で採れる三日月大豆、小麦、米を原料にして、赤穂の塩を加えて作られてきた。揖保川の伏流水には、ClとMg少なく色付きが少ないので、淡口醤油を作るのに適している。又、塩分が10%と濃いので少量で味が付く。現在は大豆はアメリカ、カナダと国産を使っている。小麦は播州、北海道、アメリカ産を少量混ぜている。
昭和17年、菊一醤油・浅井醤油が合併し。昭和39年竜野醤油と再合併してヒガシマル醤油になった。名前の由来は、東蔵の表示が○の中に東と書いてあり、日がよく当たる事から、日が当たって栄えるようにということでつけられた。現在社員は156名。機械化され小人数で生産している。立地条件は、水と塩が得られ、船便がはかれるところが最適となる。

工場案内の方がお出迎え

1000リットル輸送用容器

7万リットルの醤油製品タンク

手前右が大豆サイロ、左後方が小麦サイロ
大豆サイロのツタは日除けのため

赤穂の塩

塩溶解タンク

熟成槽

一升瓶(清酒や醤油瓶が混ざっている)

柚子こしょうポンズをお土産に頂く。
こしょうとは、九州で唐辛子のことをいう。

ほのかなる人のなさけに似るものか龍野醤油のうす口の味     吉井 勇

龍野公園 哲学の小径・童謡の小径(11:15〜12:00)

「赤とんぼ」の作詞者三木露風の生誕地にちなみ、童謡の里作りは進められ、この公園が整備された。哲学の小径には哲学者三木清の石碑があり、童謡の小径を歩くと数カ所で懐かしい童謡のメロデイが流れ、思わずたたずんで昔を懐かしみました。

哲学の小径

哲学者 三木清のレリーフ

童謡の小径

童謡の像

七つの子の歌碑、通りかかると子ガラスが動く

赤とんぼ荘

童謡の小径で記念撮影

片シボ竹(12:30〜昼〜13:10)

天然記念物「片シボ竹」は料亭“梅玉”の庭園内にある。母種は淡路の国原産のシボチク(皺竹)で節間は芽の上側のみの半面が平滑でマダケと変わらないが反対側は交互に皺が出来る。同大のマダケに比べて管束が著しく多いので竹悍が固く、装飾用に珍重される。淡路の藩主 脇坂安宅公がこの竹を愛して門外不出として秘蔵してきたが、龍野へ国替えの時、家老屋敷の庭(現在 片しぼ竹の宿“梅玉”の庭園内)に移植し、「この筍を食うと腹が痛む」といましめて伐らせず、銘竹として愛撫した。

孟宗竹

片シボ竹

古い片シボ竹

片シボ竹林で

龍野の風景

揖保川の畳堤:水位が上がると、堤防に設けられた保持枠に畳を差込み、氾濫を押さえるという。

御津(みつ)町自然観察公園(世界の梅公園(13:40〜14:45)

播磨灘を見下ろす山に広がる「世界の梅公園」は14年前にオープンし、梅の木は1600本程度、日本の野梅系・豊後系・紅梅系や、中国、台湾、韓国など外国種も60種と併せて344種が収集、育成されている。これだけの種類をみられるところは国内にはない、と長いこと梅の世話をしている石井さんが話してくれました。園内には中国杭州市園林文物管理局の技術団が建てた三層の展望台「唐梅閣」と「来鶴軒」二階からの展望はすばらしい。

室津漁港(1500〜1530)◇

帰りに近くの室津漁港により、海産物屋さんで焼きたての生牡蠣をサービスしてもらったり、干魚などのおみやげを探したりで、短時間であったが漁港の風情を楽しむことができました。

野鳥観察
出発後のバスの中で、一日ガイドをしてくださった村瀬さんから「今日は鳥も楽しく観察しましょう。では一日で何種類の鳥がお出ましになるか予想してください」と声がかかり、車内で20,23,25,29種などと応答があった。帰りのバス内での鳥あわせの結果は「姿は見えねど声が聞こえたもの」も併せて予想より多く下記ごとく36種でした。

観察した野鳥(36種)

1.カイツブリ 7.モズ 13.エナガ 19.ノスリ 25.ジョウビタキ♂♀ 31.ウミネコ
2.カワウ 8.ホオジロ 14.シジュウカラ 20.シロハラ 26.ハシブトガラス 32.ルリビタキ♂♀
3.コガモ 9.ダイサギ 15.ヤマガラ 21.キジバト 27.カワセミ 33.コゲラ
4.ヒドリガモ♂♀ 10.セグロセキレイ 16.ウグイス 22.ハクセキレイ 28.コサギ 34.カワラヒワ
5.ツグミ 11.ムクドリ 17.メジロ 23.スズメ 29.セグロカモメ 35.カモメ
6.トビ 12.ケリ 18.ヒヨドリ 24.アオサギ 30.ユリカモメ 36.アオジ
写真:藤井 編集:平山 
企画担当 今西、村瀬(観察ガイド)

武庫ネイチャークラブ


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